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オネェと秘密の× × ×
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「ユキちゃんただいま〜♡あーん、もう今日も疲れたわ〜。今日1日ずっとユキちゃん不足で大変だったんだから〜。」
勢いよくドアが開いたかと思うとテンション高めの紫呉が抱きついてきた。
「おかえりなさい。」
「ん〜ユキちゃん〜!さっ、お帰りのちゅーしてちょうだい〜!」
んーっと唇を突き出しキスをねだる紫呉。こんな姿会社の人には見せられないだろう。外ではきっちり仕事をこなす凄腕の人気デザイナーだからこそ、誰しもが想像しえない姿だろう。
「…それよりも先に手洗いとうがいをしてきて下さい。帰ってきたばかりで雑菌まみれの貴方には触れたくありません。」
結季は昔、体が弱くすぐ風邪をひいていたこともあり、手洗いうがい等の基礎的な予防は欠かさない。
「んも〜つれないんだからぁ〜」
「いいから、早くしてきてください。あぁ、それと着替えも。」
「わかったわよぉ。」
紫呉は少しだけいじけた風に背中を丸め渋々洗面所へと向かう。
はぁと小さくため息をついて結季はキッチンへと向かった。
紫呉が着替えを済ませるまでの間に晩酌の準備を手早く行い、ダイニングテーブルに数種類のツマミとグラスを並べた。
「ユキちゃん〜お・ま・た・せ〜、着替えてきたわよ〜」
「では、こちらへどうぞ。」
「え〜ちゃんとしてきたんだからちゅーして頂戴よぉ〜。」
「はぁ…仕方ありませんね。」
「んふふ〜」
「紫呉さん、おかえりなさい。」
「はい、ただいま〜。」
満足そうな笑顔が近づいてきて2人は唇を合わせた。軽く触れ合わせるだけの可愛いものだったが、紫呉はそれだけでご満悦な様子だった。
「は〜ユキちゃんの香り、落ち着くわぁ。」
ニコニコと笑いながら機嫌の良さそうな顔をして結季を抱きしめる。
「…。」
紫呉の胸元に顔をうずめながら、結季も静かに微笑んだ。元からあまり感情表現が豊かな方ではない結季だが、そんな結季を理解してくれたのが紫呉だった。紫呉は紫呉でその見た目と話し方から怪訝に扱われる事の方が多かったがそんな事を気にすることなく結季は紫呉と一緒にいる。
「さぁ、食事の支度をするので、先に1杯やってて下さい。」
「ん〜ん、そんなことより〜もっとユキちゃんを補給させてちょうだい。あんなのじゃ足りないわ。」
「それは…セックスがしたいと言う誘いですか?」
「まぁ、そうね。」
「そうですか…なら準備をして来るので暫く大人しくしててください。」
「了解。…でもワタシにやらせてっていつも言うのに〜」
「結構です。」
「わかっわよぉ。」
ハッキリと拒否され、紫呉はまた肩をがくりと落とし大人しくテーブルに並べられたツマミのナッツとチーズで晩酌を始めた。
* * * * *
30分程してようやく結季がバスローブを羽織りリビングに戻ってきた。
黒髪は水に濡れ艶めいてしっとりしていてメガネを外した顔は少しばかり紅潮している。
「お…お待たせしました。」
「おかえりなさい。じゃ、ワタシも軽く浴びてこようかしら。」
紫呉はソファから立ち上がり、結季と入れ違いでバスルームに向かおうとする。
「…紫呉さん。」
結季はかぼそい声で紫呉を呼び止めた。
「なぁに?」
「…その、そのままで…いいです。」
「え?でもワタシ一日中外にいて少し汗もかいてるわよ?」
「それでも…構いません。そのままの紫呉さんを感じたい…ダメですか?」
「ダメなわけ無いわよ。…まったく、準備しながらまたなにか想像してたのね。それで我慢できなくなっちゃったのね。」
恥ずかしそうに俯いたまま小さく頷く。
準備をしながらいつも結季は気分が高まり、普段からは想像できないくらいの色気を醸し出し、少しだけ積極的になっている事がある。
「ユキちゃん、可愛い…おいで。」
そっと結季の手を引いてソファの方へと誘導する。
「ここに座って、キスしてちょうだい。」
言われるがまま、結季は紫呉の膝の上へと座り、首に手を回す。既に少し身体の体温が上がっているのか、結季の体は暖かった。
「紫呉さん…んッ」
舌先を差し出し、紫呉の舌と絡めあわせる。ちゅくちゅくと唾液の混ざり合う音が直接頭に響いてくる様な気がして結季は身体を震わせた。
「ふふ、まだ緊張するのかしら?」
「べ、つに…」
そういう訳ではと言いかけて途中で止め、もう一度熱の篭ったキスを深く求めた。
紫呉は昔からそちら界隈ではかなりモテていた様で、結季と出会う前も固定の相手を作らず毎日違う相手と身体を重ねていた。そんな事もあり過去の経験豊かな相手達と比べられるのが嫌で、結季は慣れた振りをしたりしている。だから緊張している、慣れていないなどと知られては呆れられるのでは無いかと言う不安が脳裏に付きまとっている。その為、事前の準備なども基本的には自分で行い、滅多に紫呉にはさせないのだ。
飽きられるのは嫌だと積極的に色んなことをするようになった。普段はポーカーフェイスでそういった事には淡白そうなのに、セックスの時には慣れたフリをしている。実際の所、結季はそこまで性欲が強い訳では無い。マスターベーションですらあまりしないのに紫呉との交わりはいつも結季の身体を熱くさせた。
「んふっ…しぐれ、さ…」
「ユキちゃんの口の中熱いわね。キス好き?」
「は、い…」
「なら、もっとしてあげるわ。もっとユキちゃんの唾液、飲ませて頂戴。」
「お好きなだけ…っんぅ…ンン…っ」
息をするのも忘れるくらいの深く熱いキスを交し、互いの唾液を交換し合う。夢中になって互いの舌を絡め合わせる。
「っはぁ、あっ…紫呉さ…」
紫呉の指先が首筋を撫で、ゆっくりと下の方へと下げられていく。バスローブの隙間から胸へと手を滑り込ませ胸の突起を掠める。
「ンンッ」
そのゆるやかな刺激に結季はピクリと身体を揺らした。
「ユキちゃんの乳首、もう硬くなってるわね。」
過ごすエッチよと耳元で囁き今度はその突起を指で押しつぶしたり摘んだりと刺激をする。
「乳首も好きよね?」
「す、き…」
「どうされたら気持ちいいのか教えてくれる?」
意地の悪い笑みを浮かべて問う。こういう質問してくる時は必ず結季がちゃんと口に出すまで何もしてくれないからタチが悪い。
「ゆ…指で、摘んだり…んんっ、舐められたり…するのが…すき、です…」
今までの経験で学んだ結季は素直に答えた。恥ずかしがる反応はただ紫呉を楽しませるだけだから一層の事、素直になって気持ちのいい事をしてもらう方が結季は良かったのだ。
「んふ、そうよね。なら、たーくさん可愛がってあげるわ。」
満足そうに微笑んだ紫呉は身を屈めて紫呉のツンと主張する乳首を舌先で突っついた。
「ひゃっ、う、んんっ…」
「いい反応ね。こんなに乳首硬くして・・・待ってたのね。」
「あっ、ンン…やっ、かんじゃ、だめぇ…」
カリッと尖った乳首を甘噛みされ結季は腰を跳ねさせた。少しの刺激だけでとても気持ちが良く、腰を揺らしてしまう。
「あら?ユキちゃん…アナタ…下着付けてないの?」
バスローブの併せの隙間から既に頭をもたげている結季のソレが目に入った紫呉は指先でその先端を弾く。
「ひゃうっ…んぁ…」
直接的な刺激を受け思わず背中を仰け反らせてしまう。その瞬間、紫呉の膝の上に載っていた結季はバランスを崩し、倒れそうになった。
「おっと、危ないわよ。」
「ごめんな、さ…」
腰を抱きとめられ、何とか倒れることは回避したが股間に硬い何かが擦れるのを感じた。まさにそれは紫呉の雄の部分だった。
「あ…しぐれさんの…」
当たってると言おうとしたら指で唇を抑えられた。それは口でしてくれるかという問いかけだった。
「ユキちゃん…お願いできるかしら…?」
指が唇を割り口の中に侵入してくる。指先で舌を擦られ、思わずそれに舌を絡めてしまう。
静かに結季は頷いて紫呉の膝から降り膝まづく形で座り込む。
カチャカチャとズボンのベルトを震える指先で外し、何とか前を寛げる。そのまま下着の上から膨らみを何度かなぞり上げる。
「んっ…」
ピクリと眉間にシワを寄せた紫呉。結季の頭を優しく撫でながら直接触ってと要求。結季は下着をずらして半分ほど勃起している紫呉のソレに恐る恐る指を絡めた。
「ユキちゃん…」
「紫呉さんの、まだ半分位なのにもうこんなに大きい…」
「ユキちゃんがお口でシてくれたら直ぐにもっと大きくなるわよ…」
いつも見ているが、やはりこのビジュアルには慣れない。綺麗な化粧を施しているのに、下着の中はこんなに凄いものを隠しているなんて…反則だ。そのギャップにドキドキと自分の心臓が脈打つのを感じながら恐る恐る顔を寄せて行く。
そろりと出した舌先を先端部に押し当て、少しだけ舐める。ほんのりと汗の味がしたような気がしたが、風呂に入ってないのだから当たり前だ。香水と汗と雄の香りが混ざり合い結季の鼻腔を刺激する。その刺激は下半身にも伝わり全身の血液が一気にソコへ集まる気がした。
まずは舌先で先端をアイスキャンディのように舐め、それから口の中へと迎え入れる。最初は舌で傘の部分やクビレをなぞり、それからゆっくりと吸い上げながらストロークを始める。
「んっ…ふっ…んむぅ…っ」
「はぁ…ユキちゃんのお口の中、熱くて気持ちいい…」
このやり方も、紫呉の好きなところも教えこまれた結季は夢中で口淫を続けた。
ゆっくりと喉の奥へとその昂りを侵入させる。だいぶ育ったソレは結季の口には収まりきらない気さえしていた。
「んぐっ…う…ぐぅ…」
「はぁ〜その蕩けた顔、堪らないわぁ〜」
紫呉は恍惚の表情を浮かべながら、さらに喉奥へと己を侵入させる。
「んぐっ・・・うっ・・・」
苦しさから目じりには涙を浮かべてはいるものの、その目自体はうっとりして、喉奥を硬くなった先端で突っつかれると嗚咽とともに声が漏れてしいた。こんなことをされても感じてしまうのは相手が紫呉だからか…。そんな事を頭の片隅で考えながら結季は喉まで使って紫呉のソレを刺激するよう吸い付いた。
1度口から離せば、ぬらぬらとした唾液が糸を引くように延びる。深呼吸してから再び反り立つソレを喉の奥へと呑み込んでいく。口の端からは唾液が零れ落ち喉元を濡らしている。
「ふふ、沢山飲み込めて偉いわね。」
「ぅ…ごっ…んぶっ…」
頭を撫でられてこんな事をさせられているのに悦びを覚えるとは…結季は自分がどんどんはしたなくなってしまいそうで少しだけ不安になった。でもそれは紫呉の言葉によって直ぐにぬぐい去ることが出来た。
「さぁ次はユキちゃんが好きなようにしてちょうだい。」
愛しそうに頭を撫でられ、結季はほっとした。既に芯を持ち反り返っているソレの先端部に軽く口付ける。それから先端の少しだけ雫の滲んだ鈴口にチロチロと舌を這わせる。先端部から滲み出た体液を味わった後に根元部分から先端に向けて裏側を舐め上げた。
「んっ、はぁっ・・・はっ・・・」
「美味しそうね。」
先端から溢れる蜜を舐め取りながらその行為を何度か繰り返す。
こんな事、恥ずかしいのに・・・そう思うのに結季は動きを止めることはなかった。口の中をいっぱいにして上目遣いで見上げれば少しだけ息の上がった紫呉が愛おしそうに見ていた。
「おいひぃ・・・むぐっ・・・」
すかさず今度は、膨らんだ根元の袋までもを吸い上げる。
袋の部分を舐めていると、紫呉の溢れ出た先走りが結季の綺麗な黒い髪をしっとりと濡らしていた。
「んっ、ふぅ…んはぁっ…」
存分に味わった後、再度全体を口の中に納め顔ごと上下に動かす。だいぶ育った紫呉のソレが口の中、上顎に擦れなんともたまらない気持ちになる。結季は紫呉のそれを舐めしゃぶりながら、自分の濡れそぼった陰茎を空いてる方の手で慰める。結季のソレは口淫を施していだけなのに、硬く張り詰めていた。零れた先走りを全体に塗りたくりながら軽く上下に手を動かす。くちくちと小さく響く水音が紫呉の耳にも届いたようだ。
「舐めながら自分の触るなんて・・・えっちなことしてるってわかってる?」
「んんっ、ひらにゃ・・・あっんん・・・」
「そうだ、今度ワタシがしてあげましょうか…フェラチオ。」
「んっ、いえ…結構…お構いなく…」
そんな事されたら…一体どうなってしまうのか…。奉仕を施してる側ですらこんなに感じるのに…される側に回ったらと考えると恐ろしかった。感じすぎておかしくなるのではないか…と。
「…そんな事より、もう挿れて下さい。貴方の熱を中で感じたい…」
大胆に足を広げてついさっき浴室で解した後孔をさらけ出す。羞恥心も相まって、太ももに力が入り小さく震えてしまう。その事に気が付かれないかそんな心配が頭に浮かんだ結季はかき消す様に言葉を続けた。
「ねぇ、早く下さい…紫呉さんのその硬くて熱いのを…俺に挿れて…?」
「…まぁ、ユキちゃんったら、どこでそんな誘い文句覚えてきたの?」
「貴方が教えたのでしょう…」
「そうだったわね。」
「慣らしてあるので、具合はいいと思いますよ…」
「解すのも楽しみなのに…それもまたワタシにさせてね。」
今回は我慢するからと、いいながら結季を四つん這いになるよう向きを変えた。それから直ぐに己の昂りをしりの割れ目に宛てがう。先っぽが触れただけだが、中に仕込んだローションが零れ落ちていて、紫呉の先走りと混ざり合いじゅくりと音を立てた。
「んぁ…っ」
「そんなに緊張してたら入らないわよ。さぁ、深呼吸して…肩の力を抜くのよ…」
優しい声音で囁く紫呉は更に後孔やその周りに竿の部分を擦り付ける。軽く尻臀に手を添えてしり肉でその竿を挟み込みながら上下に体を揺する。後孔のヒクつきを感じながら徐々に滑りが良くなっていく。くちゅく、ぷちゅっと水音と甘く切ない声とが混ざり合い互いの欲望を高めていく。結季はあま勃ちがプルプルと震え時折お腹に先端がくっつきそうになっている。甘く震えるその先端からは蜜がこぼれ、指で拭えば糸を引いていた。
「…れてくださっ、ん…っはぁ…」
「なぁに、ユキちゃん…はぁっ」
紫呉もかなり切羽詰まっているはずだ。紫呉のソレは既に完勃ちに近く、反り返りが凄い。25歳の結季と同じくらい、もしくはそれ以上にだ。
「もうっ、それやぁ…しぐれさんの…熱くて硬いので奥、グリグリしてぇ…っ」
「そんなエッチな事言って、悪い子ね。止まらなくなるわよ。」
紫呉はすっかり雄の表情に戻ってその目には欲望を孕んでいるような気さえしていた。
「ん…いい…好きにして…」
「ユキちゃん…っ!」
誘い文句を沢山聞きたいと思っていた紫呉も流石に我慢の限界の様で熱い昂りを濡れてひくつく蕾にゆっくりと挿入していく。
「あ…入って、きたぁ…」
待ちに待った熱を内部で感じ、結季の表情は恍惚としたものへと変わった。
「すごく、熱いわね…ユキちゃんの、なかっ…気持ちいい…」
「う、ん…俺も…」
熱くうねる結季のナカは紫呉のソレをもっと奥へと誘うように甘く締め付けた。少しでも腰を引こうとすればぎゅっと締まり逃がすまいと絡みつく。
「もっ、と奥ぅ…あっ、紫呉さんのでトントンしてほし…」
挿れただけでは飽き足らず、もっと奥へと誘う結季。もっと、もっととうったえれば紫呉も嬉しくなり少しだけ強く腰を穿った。
溢れ出たローションがぷちゅぷちゅと泡立ち、こぼれていく様はとても官能的だった。聴覚や視覚から刺激を受け2人は更に求め合った。
「ユキちゃんっ…ユキちゃん…」
「ひゃぁ、んん、紫呉さ…そこ、そこぉ…」
「…んっ、アナタの好きなところ、でしょ…たぁくさん、突いてあげる…っふ…ん…」
「き、きもちい…っ、ひゃん…あっ、アッ、そこっ…そんなしたらぁっ…」
奥の壁をノックするように突き上げると動きに合わせて結季は甘い声と吐息を漏らした。その度にグチュグチュと響く水音があまりにも卑猥に結季の甘い声と混ざり合う事にエクスタシーすら感じそうになる。
「ユキちゃん…だぁめ、そんなきゅうきゅうしたら動けないわよ…っ」
「んやぁ…しらなっ…あぁん…っわかんな、はぁっ、アッ…」
「んもぉ、しょうが無いわね。…チョット向き変えるわよ。」
ナカに入れたままの状態でくるりと結季を半回転させ、向き合う。所謂正常位と言うやつだ。その状態で片足だけ持ち上げ、すかさず紫呉は腕を差し込み降ろせないようにした。
繋がっている部分も、震えながら泣き濡れているソコも全て丸見えだ。あられもな姿に思わず顔を手で覆う結季。
「こらこら、それじゃユキちゃんの可愛いお顔が見えないじゃないの。」
「み、みなくて良いです…」
「そんな事言わないで。…あと、それじゃキスが出来ないわ。」
キスがしたいから、という紫呉の言葉に結季はゆっくりと腕を頭の横に降ろした。
「いい子ね…んっ…」
「んんっ、んっん…んぅ…」
唇を重ね、すぐに舌が割入れられる。
下半身も口の中も粘液でグチュグチュと音を立てているのが卑猥すぎて耳まで犯されている気になってしまう。深くまで突き入れられ、無意識に腰を揺らしながらナカのものを締め付けてしまう結季。キスをしながら前の甘勃ちにも触れる紫呉。指を輪っか状にして上下にすきあげるとナカの締め付けは更にきつくなり、更にはうねりながら絡みついてくる。
「はぁっ、結季ちゃ…ん、もっと激しくしても?」
「んんっ、い、い…シてぇ…」
結季は何も考えられず快感だけを求めるだけの言葉を発した。脳は既に奥までねっとり抉られキモチの良い所を擦ってもらう事しか考えられなくなっていた。
「んっ、ユキちゃんがあまりに可愛いから止まらないんだからっ、後から文句とか、言わないでよね…」
腰を掴んで1度ギリギリまで引き抜き、一気に奥の方を穿つ。
「んぁぁぁぅっ!」
堪らず結季は 一際大きな声を上げてしまう。自分でももう何がなんだかわからない位感じ入ってしまい、ヤダヤダと頭を左右に振る。
「奥っ、らめぇ…んぁっ、アッアッ…」
上擦った声は紫呉の動きに合わせて小刻みに放たれる。
「ン、ユキちゃんのナカ…きもちい…はぁ…」
キュッと結季の指に自分の指を絡め握りしめ、またキスの雨を降らせる。下唇を甘噛みすればうっすらと口が開く。舌を絡めるのは勿論、上顎や頬の内側と余すことなく口腔内を蹂躙していき、同時に腰を動かすことも忘れない。こんな器用に色々なことをされては耐えられるはずが無い。結季は足を紫呉の腰へと巻き付け与えられる快感に身を任せることしかできなかった。
室内には擦れ合う粘膜の音、混ざり合う体液の音、そして2人の荒い息遣いと結季の甘い声で満ちている。グチュグチュとわざと音を立て羞恥心を煽る紫呉とただひたすらに口元からヨダレを垂らしながら感じいる結季。紫呉もまたそんな結季の痴態に己の膨張を更に加速させた。
「んぁっ、おっき…くるし…」
「全部ユキちゃんが、可愛い、からよ…ワタシの男心を煽るなんてっ…ね…はぁ、あっ、気持ちいいわ…ユキちゃんも、いい?」
「…ィイっ…きもち、い…へんなる…うっ…あっンン…んッ」
互いに欲望を高め合い、快感をむさぼり合う。
紫呉はどんどん抽挿を早くしていく。
「ね、ねぇ…っ、ユキちゃんっ…」
「んんっ、アッ…ひゃん、な、なに…」
「っはぁ…は…今日は……何処に出して欲しい…?」
「あっ、んん、やっ…ンン、そ、んなの決まってっ……ひゃっ、やら、そこだめぇっ…」
奥まったところにあるしこりを紫呉は己の張り詰めた先っぽで容赦なくすり潰す。そこばかり執拗に攻められて結季はもう喋ることすら出来なくなっていた。
「ねぇ…ユキちゃん何処がいいの?」
答えられないのをいい事にもう一度耳をくすぐるような声音で尋ねる。
「はぁ、ンンン…っ、な、中は…やぁ…」
「…あら?…ふっ、ん…そうなの?……いつも奥に出されて気持ちよさそうなのに…」
そんな事を言いながらも紫呉には外になんて、そんな気は毛頭もなかった。
「ほら、ナカがきゅぅって…んっ、締め付けてきて…中に頂戴って言ってるみたい…っ、凄くいいっ!」
「はぁんっ、ンん…アッっ、んぅ…はっ、ハッぁ…はっ」
「ちゃぁんと息してっ…んっ…はぁ…」
「しぐ、れさ…ァッ、ンン……っ」
「はぁ、ユキちゃん…アタシも、そろそろ…限界みたい…」
出ちゃいそうと吐息混じりに呟き、結季の手を握っている指先に力が篭もり、更に腰の動きを早めていく。紫呉の長い髪の毛が垂れ下がりその毛先が結季の首筋をくすぐる。
「はぁっ、あっ、んん、しぐれさ…やら、おれ…変なる…ぅっ」
「…っ、いいじゃない…おかしくなっちゃいなさい…んっ、ユキ…結季…好き…」
「ひゃっ…あっ、アッ、ンンン…お、おれも…すき、れす…ンンッ」
回らない頭と舌で必死に応えようと必死に紫呉にしがみついている足に力が入る。
「あはっ…はぁ、可愛い…結季…俺のっ…ん。もう、出るっ…」
一気に腰の動きを早め、グチュグチュと体液が混じり合う音が大きくなっていく。それに加え、肌のぶつかる音も激しさを増し結季の甘い声も比例して大きくなっていく。結季は無意識に紫呉の今にも爆発しそうな熱く硬いソレをにちゅにちゅと締め付ける。奥を突かれる度に身体を震わせてり背中をのけぞらせたりと様々な反応で紫呉の欲望を煽っていく。それも本人に自覚は無く、結季はただ甘い声を響かせるだけだった。
「うっ、くっ…い、く…」
その言葉とほぼ同時に紫呉は結季の最奥に白濁を吐き出す。ドクンドクンと脈打うつそれを感じた後、じんわりと温かさが広がってゆく。
結季もまた、中にほとばしりを感じながら自身の震える先端から白濁の粘液を吐き出した。
「そ、そこらめぇ…ってぇ…はぁっん、ンンッ…お、くあつ…い…」
「っはぁ…ごめんなさいね…あんまりに気持ちよすぎて、はぁ…ユキちゃんの中に出しちゃった…」
「んっ、はぁはぁ…ダメって、言ったのに…はぁ、んん…はっ、あ……」
体全体で呼吸を整えようとする結季は目を閉じてそれに集中しようとした。だがそれを許さないのが紫呉の悪い所だ。すぐ結季にちょっかいをかけ始める。好きなもの同士だ求めあって当然なのだがどうにも感情表現に欠ける結季となんでもストレートに伝えることの出来る紫呉。対象的な2人だけど、だからこそ惹かれあって、求め合う。
「ふふ、でも気持ちよかったわよね…?中に出されて締め付けるんですもの…アタシまた勃っちゃうとこだったわよ…」
ニコリと笑う紫呉の額にほんのりと汗が浮かんでいる。それに、しっとり濡れた髪がぺたりと張り付いたりしていて、とんでもない色気を醸し出していた。
「…バカ。」
「ひっどーい、ユキちゃんにバカって言われた〜!わ〜ん、ワタシ泣いちゃう!シクシク。」
両手で顔を覆い隠し、泣き真似をする紫呉。
「泣き真似なんて、やめてください。バレバレです。」
ピシャリと言われてしまって手を離すとペロッと舌を出してちゃらけて笑う紫呉。
「でもね、勃っちゃいそうなのはホントよ?」
「別に、聞いてないです。」
「んもぉ〜つれないわねぇ。セックスが終わればワタシは用無しって事?」
「そんなこと言ってないでしょ。どうしてそうなるんです?」
「だってぇ〜もっとこう、イチャイチャタイム楽しみたいじゃないの。」
ブーブーと唇をとがらせて不満そうに言う紫呉に対し、結季は言った。
「…後処理、大変なんですよ。」
「あら、それはいつもワタシの役目でしょ?手間なこと無いはずよ?」
「…っそれが!……それが大変なんです、耐えるのが…」
バツが悪そうに小声になる結季。それは処理の最中にも感じてしまい、結局いつも2度目を許してしまうからだ。しかもそれが結季自ら欲しがる事になるのがなんとも気恥しいのだ。
「ふふ、分かってるわよ。ユキちゃん、指でナカ弄られるのも好きだもんね?」
「そんな事…っ!」
ないと言いきれず言葉につまる。なんでも見透かしてるような瞳で見つめられ、それ以上は何も言えなくなってしまったのだ。
「だって仕方ないじゃない。ユキちゃんが可愛くて可愛くて…止まれないのよ。」
「…そ、んな事で俺が喜ぶと思いますか?」
本当はとてつもなく嬉しいのだが、残念ながらそこはやはり表情には現れない。だがその事を理解している紫呉はニコニコしている。
「分かってるわよ。さ、お風呂行きましょ。」
紫呉は立ち上がる。だが結季は腰が立たず、動けずにいる。
「あ、立てないわよね。じゃ、連れて行ってあげるわね。」
そう言うと軽々と結季を抱き上げそのまま浴室へと向かった。
その後は…言うまでもなく、第2ラウンドへとなだれ込むことになった。
終
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