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ペンダント
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あれから数日が経ったーー。
自分の赤ちゃんと離れ離れになったテアは元から痩せ気味の体がもっと肉がなくなり、
食欲もやっと少し食べる量が増えてきていたのだが、
また逆戻りになってしまった。
そして発情期になった時にしかディオエールは来ず、
相変わらずテアを酷く抱いた。
何かしらディオエールに罵られ、
精神的にテアはやられていた。
そんなある日、
また手酷く抱かれたテアが目を覚ますと、
いつもならもういない人物がいたことに驚く。
ディオエールが隣で寝ているなんて初めてのことで戸惑いつつも、
苦しそうに、眉を寄せて寝ている事に心配した。
とても苦しそうで、頭を撫でようとしたが、
ディオエールの胸元に、キラリと光る小さな物が目に入った。
テアは驚いた。
なぜこの人の所に、これが…と。
それは、テアがずっと大切にしていた、
あの日、男の子に貰ったペンダントだったからだ。
男の子は、同じペンダントをくれて、
いつか会ったらお互いがわかる様にとテアにくれた物、
何故それがディオエールの元にあるのだろうか…
テアは気づいてしまった
ディオエールこそ、
あの日の約束の男の子だったという事を。
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