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キスはしない。ゴムを使う。泊まりはなし。
俺から提示した条件をあっさりと承諾したと思ったら……
「は、……ッ。お前……何回ヤるつもりだよ……」
男はとんでもない絶倫だった。
「可愛い子ってさ。体力なくて、すぐのびちゃうんだよね。あんた、最高だね。ジムとか通ってる?」
余裕で喋りながら、奥を攻められる。
「俺、も……無理」
悔しいけど限界だ。これ以上、ヤったら落ちる……
「もう一回しよ」
男は俺の言葉なんた無視してガツガツ腰を振ってきた。
「できるか! よせっ……動かすな……」
「……はまりそう」
記憶があるのはそこまで。
気が付いたら朝だった。
一生の不覚。体の相性が良かったのか、男が上手かったのか、何度もイカされて快感で失神するという大失態。おまけに足腰が立たず、結局、泊まり。正直、こんな経験は初めてだった。
「…………俺の連絡先」
男がメモを手渡してきた。
セックスは悪くなかったけど……
――二度と会う事はない。だらだら関係を続けても碌な事はないから。
説明するのも面倒くさくて何も言わず、それを受け取った。
「……電話して」
去り際、唇を掠めるように頬にされたキス。
男は余裕で去っていった。
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