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手の温もりを2
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凪斗が俺のおでこに手を当ててくる。細い指で綺麗な手がひんやりしていて気持ちい。
熱があるのか調べているのか…
少ししてから手を離した。
「今日は外出できないね…」
「出れるって!」
「風邪ひどくなったらどうするの!」
「俺丈夫だからへーき」
今日はデートだったのに家にいるわけにわいかねぇんだ!←
俺のことを想って言ってくれているんだけど、俺はどうしてもデートしたくてたまらない。恋人との休日は誰だってデートしたいだろ。
「凪斗いこーぜ!」
「だめ!」
「心配すんなよー!」
「だめー!!」
「「……ぷっ…はははっ」」
お互いに目を合わせ、自分たちの言い合いが可笑しくなって笑う。
あー今までにこんなに幸せだと想ったことはあっただろうか。
この言い合いもお互いにお互いを想ってのことが原因。
他からみたらバカップルかもしれないけど、俺たちはこんなことでも楽しい。
凪斗が俺の隣に腰を落として肩に頭をもたれかけてくる。
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