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不穏6
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Side 凪斗
「ほら、見せてごらん」
俺の手を掴んだ加実さんは自分の顔の前まで俺の手を持っていく。
掴まれた弾みで傷口から赤い鮮やかな色をした血がじわっと染み出してくる。
凪斗の手にその赤はとてもよく映える。
血が出て来た痛みで少し手に力がこもる。
そんな凪斗を相変わらずニヤニヤした顔で見下ろしてくる加実。
「ッッ?!ちょっと、…!」
そして俺の指をおもむろに加実さんが口に含んだのだ。
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