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floral4
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店の前で咲良さんと別れて、2人で凪斗のマンションを目指して歩く。
歩き出して車通りが少なくなるとどちらからともなく手を繋ぐ。
それがなんだか恥ずかしくて少し手に力が入ってしまう。
「棗は大学選考?」
「うん、まぁ将来的に考えると進学しかない…かな」
将来なんてどうなるとか、何があるとか誰にも予想できねぇし。
けど、いつか道を考えなきゃいけない時が来る。
でも、一つだけ確実に言える。
「俺は、ずっと凪斗といる」
「うん…。」
凪斗は少し目を見開いて嬉しそうに俺を見た。けど、俺が目を合わせると目を逸らして下に視線を向けてしまう。
凪斗の手に少し力が入ったのがわかった。
照れてる凪斗がとても愛しい。
ずっとずっと
この人と一緒にいたい
この人しかいない
「でも…浮気したら許さねぇー」
「ええっ?!それって絶対咲良さんとのこと言ってるでしょー!」
まるで花が咲いたように笑う君
俺をその笑顔で魅了して逃がしてくれない
春の匂いに恋をした
END
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