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テストが終了して、オレと真田先輩はまた、ファミレスにいた。中間は明日で終わりだけど、その後はまた部活が始まるからって、前祝いだそうだ。
なんの?ふふ。
運ばれてきた、格安のハンバーグとオムライスを食べながら、さっきの真田先輩の事を話した。
「先輩、悩んでましたよね。さっき。」
「うん…?ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”」
「世界史なのかな…シャーペンで、頭カリカリしてましたよね?」
「あはは。見てた?
ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”」
高速もぐもぐで、美味しそうに食べる先輩の笑顔が眩しい。
「でも、嬉しいな。」
「なにがですか?」
「カズ…俺のこと見ててくれたんだ?」
一瞬切ない表情をした先輩は、鼻をすすってから『カーズー。俺嬉しいよー♪』と、おどけて見せた。
テスト中は帰ってから寝て、夕方から徹夜で勉強するという先輩の提案で、オレ達は、また先輩の部屋に行った。
昼間は誰もいない
真田先輩の家は、どこか静かだ。
先輩の部屋に入ってから、ぎゅっと抱きしめられて、軽くキスをする。
学校でも外でも、オレのどこにも触れない先輩は、この部屋に入ると急に甘えたように触ってくる。
カズが好きだって、何度も耳元で囁かれて、キスをしてくれる。その流れでいつもはベッドに寄りかかりながら座るんだけど、今日は違った。
『絶対ぇ、ヤラしいことはしないから』
『テスト期間中だぜ?』って。先輩が。
オレ達は学ランがシワになるから、
って、ハンガーにかけた。
『楽に寝よーぜ』って貸してくれた先輩のスウェットは、オレにはウェストがダボダボで少し大きい。
「カズ…。それ…萌えるわ…。」
って言いながら、一瞬抱きしめられた。自分のスウェットをオレが着てるから、なんかよく分かんないけど萌えるらしい。
そうなのかな。
先にベッドへ入った真田先輩が自分の腕を伸ばして枕にし、こちらを向いて横になっている。
ん?どうした?みたいな顔をされても、なんか自分から進んではそこに行けなくて…
楽に寝る…って言われても
カッコイイ先輩がベッドに横たわるとか
なんかさ、本当に心臓に悪い。
何度もその横にはいたんだけど
いまだにちょっと慣れないや。
先輩は、自分の隣りをパンパンして
オレを呼んだ。
「カズ、早くこっち来いよ。俺、超眠ぃ」
「は…はい。」
布団をめくり、真田先輩の隣りに背中を向けて入った。
「いやいやいや。そっち向き?」
「え。…だって///」
「大丈夫だよ…俺、何もしないから…」
先輩の腕が、オレの腰に回された。
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