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シアン・フラウ7
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「えっ…!ちょっと待って!」
「ん、パピー、そんな焦ってどうしたの?」
「採血って何?」
「あパピー採血初めて?針を血管に刺して血を少し貰うの、今日は少しだけで大丈夫!じゃいきまーす!」
針を刺す???痛くないの????
「んッ!」
シカッとした痛みと違和感、シアンさんが偉い、偉い、と慰めてくれる
「力抜いてね、血管こっちも細いねぇ、よく刺さった、はい終わり〜、頭クラクラしない?」
また鋭い痛みがあって、その場所を強く押さえられてまた泣きそうになる
知らない人が来て抜いた血液をミルキーさんがその人に渡したら去っていった
「お利口さんパピー!よし、あとは左足首、ちょっと腫れてる」
「木から落ちた…だけ」
「捻ったかな、よーし、痛かったら痛いって言ってね」
これは?これは?とミルキーさんが足を触っていて、特に何ともなく、あの時の足の激痛は何だったんだろうと思っていたら、不意に来たあの激痛
「痛いっ!!」
「わかったよー!これは?」
「もっ…ヤダ!離してぇいたい…ふぇっ」
「泣くほど痛いのね、了解、筋痛めちゃってる見たい、骨は大丈夫、変に動かない様に固定しとくわね」
なれた手つきで包帯をくるくる巻いてくれる
「よし、終わり!お疲れ様パピー」
「いい子だ」
痛かった、痛かったと泣いてしまうと、2人が撫でたり、いい子と甘やかしてくれた。
処置台からシアンにゆっくり抱き上げられてベッドに降ろされて、ふかふかの気持ちよさでぼーっとする
ミルキーが布団をかけてくれた。
「パピー、痛みや熱が出てくるかもしれないから、今寝れるうちに今日はもうお休みしよう、薬を入れるから眠くなるだけだから安心して休んで」
「ぇ…また針を刺すの?」
「点滴から入れられるから痛くないよ、ちょっとひんやりするかなってくらい」
確かにヒヤッとしたけど、もうぼんやりしてきた
「お休み、パピヨン」
シアンさんが頭を撫でてくれる、その感覚も感じなくなった頃には俺はぐっすり眠っていた。
「可愛いパピーもう、懐いちゃってる」
「朝からありがとう、ミルキー」
「気にしないで、仕事のうちよ」
「パピヨンが安心して甘えられるようにしないといけないな」
ふふふ、頑張りな、とミルキーは笑い、さー!他の仕事片付けますか!とフロアを出ていった
「私もそうしよう」
眠ったパピヨンをもう一度見て、シアンもフロアを出た。
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