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朝
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この温かい感覚、凄い落ち着くけどゴソゴソと動く音で意識が浮上してくる、温かいのが隣で俺を包むように抱きしめてくれてる、だから温かいのか・・・、いや、うん???
ぼんやりまぶたをあけると、目の前にはシアンの腹と、がっしり服を掴む俺の手、あれ、俺シアンに寄りかかって寝て・・・なんでこんなに密着してっ!!
「うわっっっ!!」
「おはようパピヨン、そんなはね起きなくても」
「ごめん、本当にごめん!」
「謝るな、寝れたか」
「ね、寝れた、お陰様でちゃんと・・・」
シアンも起きて、顔に手を伸ばしてきて身まがえてしまったが、大丈夫、と笑うシアン、目の下をさらっと触られる。
「くまも薄くなってる、良かった」
自分に向けられる優しい顔がとても綺麗だと思う反面恥ずかしい、シアンの手をそっと退けてベッドから降りようとしたら、ステイ、と言われて止められる
ステイ?
「まだ足の調子が分からないから、ちょっと待ってて」
シアンはベッドから出ると別の区切りに入っていって、しばらくしたらシャツのピシッとしたシアンが出てきた。
「おまたせ、じゃあ行こうか」
「行くって、どこっっうぇっ!!」
ひょいっと抱き上げられて思わず声が出てしまった
「シアン!!こんな、恥ずかしい!俺は歩けるよ!」
「暴れない、肩につかまれる?」
片手に俺を持ち、もう片手で俺についた点滴までガラガラと移動させるシアン。
俺、そんな軽いか?
俺片手で抱えられるのか・・・。
悔しいが今は身を任せるしかないようだ。
と内心で決断を下すが、やっぱり恥ずかしい。エレベーターの中で出会った人がみんな、シアンにおはようと同時に可愛いね、可愛いねと言ってくるのは恥ずかしさが限界値だった。
シアンもシアンで、可愛い?ありがとう。パピヨンだよって紹介するもんだからもうシアンの肩から顔をあげられない。
エレベーターから降りてかつかつかつとリズム良く歩くシアンが立ち止まってドアが開くと見知った声が聞こえた
「おはよう仔犬ちゃんとシアンよく寝れたぁ?あら〜張り付いちゃって可愛い!」
「おはようミルキー」
「ぉ、はよ・・・ぅ」
見慣れた処置室の台の上に下ろされる、あんまりいい思い出は無いな、、、。
ちょっとソワソワしてしまう、嫌な予感は当たるもので、手袋をしたミルキーさんが笑顔で寄ってきた。
処置着をペラっと捲られてびっくりして戻そうとしたらシアンに腕を止められてあけっぴろになってしまう。
「パピーのちんちんもおはよう!よーしならカテーテルぬこうか、おしっこの管!シアンよろしくね」
「パピー、すぐ終わる」
「うっちょっ・・・んっーーやっ…ぁッ」
変な声出ちゃった?!口を抑えるがもう口から出た声は消せない、恥ずかしい、恥ずかしい・・・!
あれ、俺勃っ…?!
昔の調教のせいか、ムズムズと反応する自分に泣きたくなる
「はい抜けた〜!お疲れ様、可愛いちっちゃなパピーもちょっと消毒させてね」
「っあ…もっいい!!触んないでぇ!」
「パピー我慢」
恥ずかしさと自分への憤りで身体をよじって逃げようとしたけどシアンが許す訳なく、しっかり消毒される。
「パピー別に恥ずかしがることじゃないよ、みんなここは敏感だからでもパピー、そんな歳で使用経験アリか、やるねぇ」
「ちがっ…」
「ミルキー、デリカシーが欠けてるぞ、パピヨンいい子だね」
「っ…」
「あはっ、さ、手貸して点滴をブロックして、このシールは剥がしちゃダメだよパピー、ご飯の前にお風呂に入っておいで!足もその時に診るね!」
肩をポンっと叩かれて、ゾワッと変に反応してしまう自分に嫌気がさしてどうしようも無い。
ミルキーはジーグの所に行ってくるねと、飛んで行った。
「パピー行こうか」
「ぁっ、待ってシアン…その、触んないで・・・」
「・・・。」
「落ち着いてから行くから、場所の行き方だけ教えて欲しいんっっ!!」
訝しげなシアンに勃起してしまった事を知られたくなくて、俯きつつ話していたら、体が急に浮いた。
突然の事に頭が追いつかないがシアンが俺を抱えるように横に抱っこされてる事は分かった 。
「パピー、私も男だから多分経験上多分落ち着くより抜いた方が早い、お風呂でついでに済ませればいい、ね?大人しくしなさい」
「ぅ・・・」
「ふふ、いい子。すぐに行くから我慢してね」
「わ、わかった」
ギュッと足を閉じてシアンを下から見る、整ったシアンの顔は綺麗だ、どうしたらこんな妖精みたいになれるんだろう、まじまじ見ていたらシアンが何?と笑いながら目を合わせてきて、なんでもない、と突っぱたけど、シアンは悪い気はしてないみたいで、そう?とだけ言って足を早めた。
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