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少年20
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ソファーから立ちあがってそばまでいく
片膝をついて近づくころには呼吸も普通になっていた
目が見えて、見たくなった
とじようとしたからとじるなと言って、親指で目の下を少し伸ばして観察する
泣いたから目が潤んでまぶたがはれぼったい
まぶたも少し持ち上げる
左目、本当に緑だな
海のエメラルドグリーンより深い色
右目は青
晴れの日の空みたく鮮やかな青だ
「目…嫌じゃないですか…?」
「?」
じっくり見ていると話しかけてきた
そういやあんま住んでた所で良い扱いされてこなかったって言ってたな
「…別に?」
じ、と目を合わせると下を向く
「あ、あの」
「ソファー使ってって言うのは…
え、と、どういう……」
「あー、ソファーで寝ろってこと」
いい加減寝ないとまずい
電気を消してベットに入るとすぐ眠ることができた
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