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少年59
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さっとぬっただけで次をぬっていくから、つい立ち上がって真横に座って手をのばす
何回もぬりこまないと意味ないから
でも、すごい勢いでソファーの下に座りこんで頭を守って…
殴られると思ってるんだ
頭を押さえたから髪の毛も手もクリームでべたべたになった
震えて、クリームをじっと見つめて。考えてることが痛い位分かる
クリームが髪の毛に全部ついたからムダになった、って考えてるんだ。
リビングの扉が静かに開き、あの子が顔を覗かせてる
そっ、と立ち上がりあの子の元に行く
なるべく静かに会話をしないと…
「か、勝手にきてごめんなさい…」
「ううん、大丈夫、来てくれて良かった」
「あの子…」
「うん、やっぱりすごい怖がってさ…
あの子、1番最初に病院行って以来ぬれてないんだって。だからぬってあげたいんだけど
僕だとだめだったから、君なら大丈夫かもしれない。」
「えっ、ぼく大丈夫かな…あの子すごく震えてるしぼくにも怖がっちゃうんじゃ」
「今日あいつとあんな事あったし大人の男の人が怖いはずなんだ、
奴隷市場にいたのもあるけど…
かわいそうに髪の毛べたべたしてるから頭だけ流してクリームをつけてあげてほしいんだ」
「……」
「寝室にいるから、何かあればすぐ来てくれたらすぐ行くよ」
「わかりました、ぼくやります」
「助かるよ、ありがとう。そうだ髪の毛、あのクリーム流す前にペーパータオルでだいたいふいてから流すと良いよ、その方がとれるからね」
「はい」
「じゃあ、何かあったらすぐ来てね」
コクっ
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