アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
少年62
-
「あの子が吐いちゃった…!」
「!うん、分かった、すぐ行くね、ぬらしたタオル持っていくから」
やっぱりかなり精神的にきてるから、かわいそうだし早くシャワー浴びて寝てもらおう
急に具合悪くなったのかな大丈夫かな
「大丈夫?まだ気持ち悪い?」
「だ、大丈夫…?」
座りながら後ろを向いて、顔が見えない
床には吐いたものがあって と言ってもほとんど胃液だけ
「何か嫌な事あったかな…?」
「っ!!」
「大丈夫だよ、言ってくれて、大丈夫大丈夫」
「…ぅ…」
「うんうん、大丈夫だよ、なんだろう?」
「ぎ、ぎゅ………う………にゅう……が、あの、………」
「牛乳?」
コク…
「ごめんね、嫌なんだね、ごめんね気づかなくて」
すぐ牛乳を捨ててちょっと離れた所の横に座る
下を向いてるけどやっと顔が見えた
顔も髪の毛もべたべただし、シャワーに入れてあげたい
「吐いて大丈夫だから、シャワー入らない?そのままだとべたべただし、入ってゆっくり寝てもらいたいんだ。君も緊張したし、慣れないとこに来てくれたから疲れたでしょ」
「………」
「大丈夫、ぼくのご主人さま優しいから安心して大丈夫だよ」
「……」
「大丈夫、大丈夫だよ」
なるべくそっと腕にふれて怖がらせないようにして、そのまま背中に手をあてて立ち上がるように支える
抱き上げたいけど、すごい震えてるから今は難しいな…
立ち上がると服もべたべたになってた
ちら、とあの子に目線を合わせてその後床に目線を落とす
コク!
分かってくれたみたいでうなずいた
扉を閉める直前に後ろを見たら掃除を始めるのが見えた
掃除してるのを直接見たら自分のせいだと思いそうだったから目につかないようにしてもらった
さ、シャワーを浴びてもらおう
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 124