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少年78
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サー……
雨の音が聞こえる。あー、雨ふってきたのか、洗濯取り込まねえと
いつの間にかちょっと寝てたらしく、ちょっとボーッとしながら窓を見る
見るとシーツをあわててひっぱるこいつ。…シーツが体に被さってばたばたしてやがる。
立ちあがって窓までいき、声をかけようとしたらシーツを踏んづけてこっちに倒れてきた
とっさに手で支えた
「っ、あぶねえなお前」
シーツを剥がしてこいつを見る。呆然と俺を見ていたがすごい勢いで俺から離れ、
「ごっ、ごめんなさい!!
あっ、シーツ……」
見るとシーツが汚れていた。まぁこいつが踏んだしベランダの床に落ちたからな
急いでシーツの上からどいて、シーツの汚れをじっと見ている
手早く洗濯物を取り込んで、汚れたシーツも拾う
こいつ裸足じゃねえか 今更こいつがスリッパを履かずにベランダに出ていたのを知った
このまま部屋に入ると掃除した部屋が汚れる。ぬれたタオルを用意して戻ると下をむいてまだ立っている
「座れ」
立っている場所にそのまま座る
ベランダと部屋の境界の所にベランダの外に足を出して座れ、って意味だったんだけど
グイッ
腕をつかみ、「ここに座れって」
足をつかんで足裏を拭く。片方を拭き終わりもう片方も拭く
あの後シーツをベッドにかけて枕も元の場所に。さらさらして今日はゆっくり眠れそうだ
雨はまだふっていて、洗濯して良かったとちょっと嬉しくなった
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