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少年83
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処分対処になっていたので薄い書類1枚渡されて終わりだった 俺のケガの事もあるし
ギャウ!!ガァ!!!ギャウギャウっ、ガウッ!!!
早く車で病院に行きたいがこいつが暴れるせいで手こずる
「ッ、お前ちょっと落ちつけって…!!」
ガリッ
じわ…
暴れてひっかかれ、ひっかき傷から血が滲む。
「病院に行く間、預かりましょうか」
手こずる声と暴れるこいつの声を聞いたのか担当が来た
「お願いします、こいつ暴れて車に乗れなくて」
「かしこまりました、終わりましたらこの番号にお電話ください。」
「はい」
こいつを預けてやっと車に乗る
バックミラーを見るとあいつが暴れてるのが見えた
が、担当はびくともしていない
こういうのは慣れてんのか
プルルル
「はい」
「今終わりました、治療費は 円です」
「かしこまりました」
病院での治療が終わり、奴隷市場まで戻る
入口を入るとすぐ担当がいた
「領収書お願いいたします」
領収書を渡し、治療費を受け取る
担当の横に立つこいつを見ると、さっきとはうってかわって静かにうつむいていた
「またお客様にケガを負わせるかもしれないので薬を飲ませました
30分程で元に戻りますのでお気をつけください」
「分かりました」
歩き出すとふらふらとだがちゃんと後ろをついてくる
車にこいつと俺も乗りこみ出発する
「………」
死んでねぇよな
あまりに静かだから信号待ちの時にこいつを見ると、腹が動いてた 息してんな
顔はただ前をむいてぼーっとしている
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