アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
少年117
-
……每日每日こりずによく食いもしねぇ飯持ってくんな…
每日必ず飯を持ってくるがそれを食おうとは絶っ対ぇ思わねぇ
ーーーガキの頃の事だ
何日も飯にありつけなくて腹を空かせて今にも倒れそうだった
そのうちにもう歩く体力も無くなって壁に寄りかかって座りこんだんだ
カタ…
音がして美味しそうな匂いもして、ハッと顔を上げると美味しそうなスープが目の前に置かれてたんだ
まわりを見ても誰もいなくて、食べて良いのかなって悩んだけどほんとに歩けない位だったから急いでスープを飲んだ
「ふはーっ……ん、うゔっ」
全部飲み終わってすぐ、ものすごく気持ち悪くなった
「がっ、げ、げほ、ゲホッ」
飲んだスープを全部戻して地面に倒れこんだ。
体中びくびくしてうごけない
このままきっとしんじゃう
気がついたら夜になってて体はふらふらしたけど気持ち悪いのはおさまってたから急いで身を隠せる所まで何とか移動した
後から他の獣人に聞いた話しだと多分毒を盛られたんだろうと
毒が弱い毒だったのか俺は死なずにすんだ
それから俺は自分で狩った獲物以外は食ってねえ
食うくらいなら餓死した方がマシだ
「…………………」
「……………」
2人分の声と足音が聞こえる
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
118 / 124