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死ぬ、死ぬ、気持ち良すぎて、死んじゃう!
目が覚めた途端のセックスは強烈だった。
山野さんの指先が冷たくて、余計に感じてしまう。
舌を絡め合うキスも、下唇を噛まれるそれも、何もかもが強烈で。
「ぁ、ぁ・・・っ!!」
震えた声が洩れるだけで、もう何も言えない。
飲み込めない唾液が、口から溢れて耳元に流れ落ちていく。
その唾液を追うように舌を這わされて、ギュッと目を閉じた。
耳が、もうダメ。
耳朶を食まれ、舌を差し入れられたら、それだけで昇天しそうになる。
山野さんが引き下ろしたズボンには、下着から飛び出した先っぽの汁が滲みてしまっていた。
「もう元気だね。」
首を振るけど、そんな返事がいらないくらい、下は張り詰めている。
お顔を出した先を、山野さんが撫でた。
「ひゃうっ!!」
ああ、だめ。
先は感じすぎちゃう。
カクカクと勝手に腰が動いて、グレーの下着を濡らし続けた。
肩を押さえるように手を置かれて、左耳と先っぽをいたぶられた。
鼓膜を打つ水音は、食まれた耳の音なのか、下の恥ずかしい音なのか分からない。
飲み込めない唾液が、次から次へと溢れていく。
「んんっ、んっ」
「あぁ、触ってないのに、乳首もふっくらしてきた。」
涙目で見下ろすと、真っ赤になって突き上げている。
「ここも触って欲しそうだ。」
「ああっ!!」
カリッと歯を立てられて、思わず仰け反った。
ジンジンとした痛みは、下半身に直結していく。
体の奥が、疼いてならない。
指先が臍に触れた。
「ここの奥。甲斐くんの気持ち良いところに入れるよ。」
ああ、震える。
前立腺のさらに奥は、正直、感覚はない。
無いけれど、山野さんのに満たされただけで、幸せに満たされた。
たぶん、きっと、その充足感が快感を生むんだと思う。
快感は勘違いかもしれない。
だって、腸なのだから。
でも、確信を持って言える。
好きな人だから、ううん。
山野さんだから、もの凄い快感を感じてしまうのだ。
入れて。
入れて。
山野さんで満たされたい。
引き剥がされた下着の奥に、山野さんとおれを繋ぐことができる器官がある。
女の子みたいに、すぐに花開くわけじゃない。
硬い蕾は、優しく言い聞かせないと開こうとはしない。
ぶちゅりと出されたローション。
粘着質なソレを絡めて、ゆっくりと開いていく。
ああ、口が寂しい。
もっとキスして欲しい。
優しく差し入れられた指先を穿たれたまま、山野さんの肩を掴んだ。
もっと、もっとキスして。
そのまま体重をかけて落とすと、山野さんの体に跨ったまま見下ろす体勢になった。
「なに?甲斐くんが責めてくれるの?」
「せ、める?」
よく分からない。
よく分からないけれど、その唇が欲しかった。
唇を重ねて舌を差し入れると、山野さんの熱い舌が絡められた。
跨ったままのソコには、山野さんの指先がゆっくりと蠢いている。
もっと奥を触って欲しくて、お尻を落とした。
「ああ、いいね。ナカがキュンキュン締め付けてきてる。・・・自分で触ってみる?」
繋がった唾液を見ながら、頷いた。
「なら、体を起こしてごらん。」
体を起こすと、M字に開脚することになって。
「こ、れ、恥ずかしい。」
「恥ずかしくないよ、甲斐くんは綺麗だ。」
ローションを絡めた指をふたりで合わせた。
「ッ!」
指が1本と2本では、大きな差だ。
ひとつは山野さんの指で、もうひとつはおれの指。
ゆっくりと入れていくと、信じられないくらい熱いナカを感じた。
「ぁ・・・!」
ヒクヒクと、動き絞められていく。
まるで蛇のような締め付けに、息が止まった。
「分かる?動いてるの。」
分かる。
山野さんを求めているのが良く分かった。
自分の指を抜くと、シーツを掴んだ。
「欲しい・・・。」
「可愛いね。」
指が増やされた。
「山野さ、食べたい。」
山野さんの、ソレ。
赤黒く怒張したソレを咥えたかった。
「じゃあ、俺の顔を跨いで。」
・・・初めてのシックスナインに、おれは泣き喚くことになる。
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