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山野さんのベッドで眠ったからかもしれない。
「あ、あぁっ!」
夢を見た。
夢って見ていて分かった。
だって、いつもは山野さんの顔しか見えない。
なのに、今は山野さんの背中が見える。
その白い背中の肩甲骨が動いて、おれを抱きしめるのが分かった。
「甲斐くん、耳、ダメ?」
「ん、ゾクゾクするっ!」
人から舐られる感触は、あの日の前の日に初めて知った。
唇で、指で責められた「キス責め」の初夜。
そして、これは・・・、
「そ、こ!ダメッ!!」
体を繋げた初めての夜の夢だ。
快感って、どういうことか知らなかった。
ゴシゴシ擦るだけが、気持ち良いんだって思ってた。
なのに、なのに。
「ぁ、ぁ、ぁ!!」
全身がゾクゾクと泡立つ。
全身がやるせない感覚になって、熱く燃えたぎった。
「そ、こ・・・、ゃ!」
信じられないくらい甘い声が出ちゃう。
こんなの、女の子しか出ないと思ってた。
山野さんの細い指先が体を撫でるたびに、ピクピクと筋肉が勝手に動く。
太ももも、二の腕も、全部が快感を追っていた。
乳首を咥えられて、泣きそうになった。
あんな小さな粒が、舌で弾かれて敏感になっていく。
転がされたそれは、ぷっくらと膨らんで真っ赤だ。
山野さんの頭を抱えて呻くおれは、もう涙が止まらなかった。
「・・・すごい敏感。」
舌舐めずりをしながら顔を上げた山野さんは、涎が出そうなくらい色気むんむんで。
「ぁ、んんっ!!」
悪戯に這い回る手のひらに震えながら、汗ばんだ彼の頭を引き寄せたんだ。
「す、き・・・っ!」
「俺もだよ。」
息が燃えそうなほど熱い。
吹き出した汗がふたりをしっとりと密着させて。
ああ、ああ。
山野さん・・・っ!
好き。
好き。
すごく好き。
割られた股の間に体を入れられて、恥ずかしくて堪らない。
誰にも見られたことのない場所が、山野さんの手で拡げられていく。
濡れ細るソレに、ローションが落とされて。
耳がおかしくなりそうな水音に、気が狂いそう。
勝手に足が動く。
指が丸くなって、太ももの筋肉がパンパンに張っていく。
なのに、なのに。
お尻の筋肉が緩まって、はくはくと蠢いた。
流れ込むローション。
拡げられていく、不思議な感覚。
前が気持ち良いはずなのに、お尻も感じていく。
しかも、触られた入り口だけじゃなくて、触っていないはずの奥が。
「ゃ、ゃ、んんっ」
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