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「喰らえっ!」
・・・背中に何か当たった。
ぽふっときた感触に、富永は硬直した。
・・・もしかして、甲斐くん戻ってきた?!
流石に本人不在の家捜しは、犯罪チックだ。
自覚があった。
「あー・・・、これはデスネ。」
ぽふっ!
ぽふっ!
「何かマトモなものがないかなって。」
ぽふぽふぽふっ!!
「ちょっと我慢出来なくなって。」
ぽふぽふぽふぽふぽふぽふッ!!
こ、怖い。
地味に怖い。
さっきから痛くはないけど、めっちゃ連打されている。
しかも、すーはーすーはーと激しい鼻息付きだ。
や、やべぇ。
めっちゃ怒らせてる?
「その、これが悪いって言うわけじゃねーんだ。それぞれの趣味ってもんがあるから。」
ぽふぽふぽふぽふぽふぽふッ!!
ゆっくりと立ち上がると、その攻撃も早くなった。
そして、背中に当たっていた攻撃は、お尻へと狙いが変わっている。
ちょ、ちょっと待て。
これって興奮してるわけじゃねーよな?
相撲の格好をさせて、尻を叩いて興奮する?
や、やべぇ・・・っ!
富永はごくりと唾を飲んだ。
本気で身の危険を感じたのだ。
フンフンいっている鼻息が恐ろしくてならない。
「か、甲斐・・・?」
ゆっくり振り向くのが怖かった。
やばかったら一気に振り向いて突き飛ばすのが一番だ。
いくぞ!
エイッと気合いを入れて振り向いた瞬間、富永は見たことのない人物が自分を攻撃していて唖然となった。
そして、自失した富永の不孝は続いた。
中島の渾身の一撃が、ノーパンのノーガード箇所へクリーンヒットした。
「〜ッ!!?」
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