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愛をこめて花束を⑵
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『そらるさん!』
あれは確か寒い日のことだったような
『好きです』
僕はあの日あなたに僕が伝えられる限りの精一杯
の告白をしました
多分言葉は拙かったことでしょう
それでもあなたは涙ぐみながらも僕に返事をして
くれましたね
「喜んで」 と
あの時のあなたの顔はとても美しく儚いものでし
た
それから相方兼恋人の関係になっても僕達は普段
と何も変わらない生活を送っています
だからこそ毎日のあなたとの何気ない日々を大切
に過ごしたいんです
例えば、いつもよりたくさん写真を撮りましょう
でも何も着飾らず、いつも通りのポーズで
それから思い出の場所へ旅行へ行くのはどうでし
ょう
あなたとの思い出のページをもっと増やしたいん
です
そう言えばそらるさんは僕達が出会った日のこと
覚えていますか?
忘れたなんて言わせませんけど笑
僕はあの時あなたが助けてくれなきゃ今頃は僕
お空の上であなたと出会えてなかったかも知れな
い
そう考えるとあなたと出会えて幸せな毎日を送れ
ているのも一種の【運命】なのかもしれませんね
そんなことをあなたに伝えるとあなたは多分
真っ赤な顔をして恥ずかしがるでしょう
だからこれは僕だけのキモチ
"After the Rain"
辛いことも沢山あった僕達だけど
これからは一緒に晴れの世界を歩いていきましょ
ゆっくりのペースでいいんです
青色の空を見上げながらゆっくりと
あなたは「年上だから」という理由だけで無理を
しようとします
僕の前では無理なんてしなくていいんですよ
泣きたい時は泣いて、僕に気持ちをぶつけてくだ
さい
全て受け止めて、優しく包み込んであげます
だから…お願いだから無理をしないで
そんなこんなで付き合い始めて4年が経った今年、
あなたにどうしても伝えたいことがあるんです
この言葉を伝えるにはとても勇気がいります
ただ、これが幸せの代償なら安いものです
ねぇ、そらるさん
『僕のお姫様になりませんか?』
なんてね笑
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