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さん
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「おっ!モテ男のお帰りかぁ〜!で、告白だったんだろ?いつもみたいに断った?」
俺の席を囲むようにして雅也と海斗がお昼ご飯を食べていた。
「…付き合ったよ」
雅也も少しは俺みたいに悩めばいいんだよ。
俺が他のやつに取られるかもって焦ってよ。
やっぱり俺には類だけなんだって言ってよ。
「え!おめでとう!!俺、いっつも類が告白断るから女の子じゃダメなのかと思ってたわ…」
おめでとう、?
たった…それだけ?
「え、何それ類ちゃんが同性愛者ってこと?きもいんだけど〜!」
海斗…知ってんだよ、そんなこと…
俺が1番…
「んでんで、あの類ちゃんの心を射止めたお相手さんは?」
「……隣のクラスの、相沢さん」
「え……お前まじ?」
「何が?」
「隣の相沢さんって言ったら学年付き合いたいランキングトップ3には絶対入ってくる子じゃん、!!」
「そうなんだ」
「そうなんだって…類、その相沢さんのこと好きなんじゃないの?」
あぁ、そうだよね、雅也はそういういい加減なこと嫌いだもんね。
「まだ好きじゃないよ、でも付き合ってから好きになるのもありでしょ?」
雅也の目が一瞬見開かれたのがわかる。
これ以上、嫌われたくないのにこの反抗心がやまないのはなんでだろう。
もっと俺の事見てよって、そんなこと思うのはなんでなんだろう…
「…俺、生徒会行かなきゃだから。ご馳走様」
これ以上相沢さんのことを聞かれたらきっとボロが出る。
そう思ってまだ時間には早いけど、生徒会会議室へ向かった。
少し頭を冷やそう、、
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