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やさしさ
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side?
「…っえ?」
殴られると思ったけどあたまはいたくならなくて、でもなんだかおむねかいたくなった。
いつもならいたいことがまんできるのに、このおむねのいたみはがまんできなくてなんでか泣きそうになった。
「っあぁ。勝手に触ってごめんね、嫌だったよね。
僕の名前は八重園凛って言います。
君のお名前を聞いてもいいかな?」
そういうと目の前のおとこの人はあたまから手をはなしてぼくの目と目をあわせるようにしゃがんだ。
「お、しおきは…?」
「お仕置き?」
ぼくは心の中でおもってたことがお口にでてたみたい。
そう思ったらからだがふるえてきた。
「ごめ、なさい…。
きかれた、こと、こたえます…。
だ、から、なぐら、なで…。」
うるさいって殴られるかな…。
それとも早くこたえろってけられるかな…。
早くこたえようとおもえばおもうほどお口からは空気しかでなくてだんだん息がしづらくなってきた。
「大丈夫、大丈夫だよ。痛いことはしないから。
まずは僕の言うように息を吸ったり吐いたりしてね。
まずはゆっくりと吐いてね。そうそう、そんな感じ。
じゃあ今度はゆっくり息を吸って。その調子。
どう?落ち着いてきたでしょ。」
ぼくはまだ声が出しづらいからせいいっぱいうなずく。
そんなぼくをみたやえぞの?さんはにっこり笑った。
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