アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
skur
-
付き合ってる前提
奇病(涙石病)
診断メーカーネタお借りしました
ーーーーーーーーーーーーーー
カランカラン
リビングの方から小さな跳ねる音を拾い急いで音のなる方へ急ぐ。
短い廊下を抜けてリビングに着くやいなや部屋を細かく見渡す。探し求めていた音の元が横目に見えた瞬間それに飛びついた。
「どうしたん?」
床を見れば無数に広がる宝石のダイオプサイド。鮮やかな緑色の、この宝石を生み出している彼、うらたさんにはピッタリな宝石。でもそうも言ってる余裕もなくて、隣で小さく縮こまっている彼を精一杯自分の体で覆った。
「なんか急に出てきて、止まんなくなって」
「そっか…」
元々花吐き病を患っていたうらたさんは俺と恋人になったことで完治したけれど安心してる間もなく涙石病の症状が出てしまった。花吐き病とは違って人それぞれの治療法があるらしい。うらたさんの場合は自分の大切な何かを大切にし続けること。小恥ずかしいけどそれは俺だと言って自分でもわかるぐらい沢山大切にしてもらっている。これだけしっかりしていればすぐに治るでしょうとお医者さんに言われた。それからもうひとつ。症状が出てしまった際の応急処置。これも人それぞれで、うらたさんは恋人、すなわち俺に愛してもらうこと。だから俺はうらたさんが泣いていると分かったらそばにいるようにしている。
「今日はもう寝よっか。俺も隣にいるから」
うらたさんは小さく頷いて俺にされるがままに寝室のベッドに深く沈んだ。
ーーーーーーーーーーーーーー
診断メーカー結果
うらたさん
宝石▶ダイオプサイド
モース硬度▶7
病気になった原因▶花吐き病を治療した結果
治療法▶自分の大切な何かを大切にし続けること
応急処置▶恋人に愛してもらう
治療の結果▶数日後に完治
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 12