コメント 古い順へ 羽生橋はせお 2021/04/19 16:12 >>高橋家の腐った末弟 ひええ、過分なお言葉で恐縮です。ありがとうございます。 元々恋愛小説をほとんど読まずホラーとかオカルトとかホラーばかり読んでいたせいもあり、自分の中で恋愛の素養というものがないんだなと痛感した次第です。 そもそも恋愛が主題でない作品の中に恋愛がサブである程度が好きなので… テーマを作品に落とし込むにあたって、自分が一番面白いと思う物語にしたいのは当然なのですが、物語の整合性にばかり目が行きがちで恋愛要素を疎かにしていたなと反省しました。今までの作品も全部疎かにしたつもりはないけれど確かに他の受賞者の方に比べるとめちゃめちゃ少ない。 字数の兼ね合いも勉強になりました。 この学びを活かしてまた挑戦してみたいです。 返信する 高橋家の腐った末弟 2021/04/19 15:30 須江さんのコメントと似たようなことを言いますが、確かにコンテスト全体を俯瞰的に捉えているふしが感じられました。それでいてご自身でやりたいと思った熱を違和感なく落とし込める器用さも兼ね備えています。これに関しては「この世の果てまでついていく」の頃から変わらないんですね。特殊なエッセンスを一般人でも楽しめるように昇華できる手腕はさすがです。ほんとこういうお話読みたかった。 スクショ残しておくべきだったと今になって後悔していますが、この作品が受賞作相当であったことは変わらない事実です。というか、私の中では間違いなくグランプリでした。 返信する 羽生橋はせお 2021/04/17 23:14 >>須江 こんにちは。須江さん、ありがとうございます! 自分でも気に入っている冒頭の部分を褒めて頂いて嬉しかったです。 改めて自分の作品を振り返ると確かに他の作品に比べBL要素の薄さが顕著だなと…。悪魔祓いの場面などはBL小説としての体すらなさない瞬間も多々あり、反省しきりです。サイトの方向性も…その他色々と勉強になった次第です。 戦略なんて大それた評価を頂いていいものか…恐縮です。自分が途中で投げ出さずに終わらせられる物語を考えるとなるとどうしてもああなりがちです。今度はシチュエーションに頼りすぎず、中身の濃いものを書いていきたいです。 須江さんの作品のように一作一作の厚みと重みを噛み締められるような…とはあまりに高すぎる目標でおこがましい限りですが… 須江さんのストイックな創作の姿勢をいつも尊敬しています。 返信する 須江 2021/04/17 17:06 こんにちは、優秀賞の受賞おめでとうございます!! ストーリーを重視した、物語の力でぐいぐいと引っ張っていく羽生橋さんの強みについて、講評でもコメントされており、その通り!と膝を打っておりました。 私が一人で予想していた受賞作下馬評とはかなり違う受賞結果で驚きましたが、なるほど、これが当サイトの方向性なのだなと改めて納得しています。羽生橋さんは作品ごとのテーマや文体の微妙なニュアンスを自らでしっかり把握し、コンテストによって投稿すべき物を見極め、戦略をしっかり立てていらっしゃるようにお見受けします。その中でもちゃんと「これは羽生橋さんの作品だ」と分かるカラーを残しておられるのが、冷静と熟練と言えば良いのか…私も見習わなければと決意を新たにした次第です。 返信する 羽生橋はせお 2021/02/10 11:02 >>須江 エクソシストのドキュメンタリー、興味深いです! 調べる前は恥ずかしながらどんなに難しい仕事であるか分かっていませんでした。宗教がより生活に密着している国や地域で社会的な問題になっているのだと分かったことは大きな収穫でした。小説に登場させる職業へのリスペクトを忘れないようにしていきたいです。 教養なんてそんな大それたものでは…! ただ、医療を学んだことで作品に活かせたのは良かったです。夢での決別はやや唐突でしたがタイトルを強化する意味で入れられて良かったと思ってます…ありがとうございます! 須江さんの写真家の描写は本業にされていたのかと思うくらいディテールが凝っていて素敵でした。華やかな世界の裏側にある欲と見栄の渦巻く一面は単なる知識だけでは到底描けないと思います。こんなすごい作品を無料で読めるのが不思議でなりません…!! 返信する 須江 2021/02/06 10:51 >>羽生橋はせお ご教示有難うございます!作者の方にこんな色々お話を聞かせえ頂けるのはWEB小説ならではですね… エクソシストが不足って、信仰している人には深刻な問題なのでしょうね。悪魔払いのドキュメンタリーを観たことがあるのですが、根気と経験が物凄く要りそうな仕事の上、羽生橋さんの今作のように暴力沙汰にも発展しかねない案件が多いという印象だったので、このご時世かつあの重労働ではなり手もいないだろうなと納得してしまいました。烏丸神父の悲哀が深まります…彼の名前の由来はカラス神父だったのですね!そして北原白秋も…上手いなあと膝を打っています。羽生橋さんの作品は教養が隠されることなく滲み出てきて、読んでいる自分も深みに嵌って行く心地よさが凄いです。 本来は人を導く存在であるサードマンが害を与えていたと言う何とも皮肉な話、だからこそラストの夢の中の決別が染みます。何層にもなったモヤモヤしたものがすうっと溶けていくと言うのか…何度も読みたくなる味わい深さ、有難うございました! 返信する 羽生橋はせお 2021/02/02 17:20 >>須江 こんにちは、入賞するより嬉しいお言葉の数々に打ち震えております…ありがとうございます! 楽しかったと言って頂けることが一番の喜びです。 「エクソシスト不足が深刻化」というネットのニュースを見て思いついた話なのですが、書けば書くほどBLからかけ離れてしまい焦りました… こっくりさんでとり憑いたものがサードマン現象のサードマンであるとミスリードさせるつもりだったのですが、冒頭であの会話をやったことにより予定が狂ったり、心残りは多いですが、自分の好きな要素を多く盛りこむことができてよかったです。 仰る通りで、新美は狐の物語の印象が強い新美南吉から、秋白は新美南吉と親交があった北原白秋からイメージしました。ついでに烏丸は映画エクソシストのカラス神父から…と全員ダジャレめいています。 そして受攻逆問題、もしご期待に添えなかったらすみません! フィジカルやメンタルの強そうな方を受にしてしまう傾向があり、烏丸もいつの間にかそうなってしまいました…笑 頂いた感想を読むとなんだか自分の作品がものすごく良いものに思えて顔の綻びが止まりません。いつも暖かいお言葉をありがとうございます!! 返信する 須江 2021/02/01 13:29 >>須江 そしてエクソシストvsこっくりさんの戦い!怜悧で感情の見えにくい烏丸がスパスパと切れ味良い物腰から、根底を揺さぶられていく展開は、キリスト教的な展開でありますが、西洋的な断罪という価値観に収まらず、ある意味自分を、そして新美を許す、救い上げるという考え方は東洋的な側面も含まれているなあと感じました。超自然的かつ躍動的なバトルシーンの描写は、カラオケ店と言う俗的な場所のイメージと相まり、私もこんなオリジナリティ溢れる場面を書いてみたいと強く感じました。 最後に新美が目にした本物の秋白の姿こそサードマンであり、ここで善と悪が分離する事で文字通り救われる過程ですとか、本当にお見事だと言うしかありません。 そして新美が複数の相手に身体を弄ばれていた過去から、性描写の場面まで攻受逆だと思っていた事をお許し下さい…けれどお互い誰かに身体を無理やり拓かれた過去があるもの同士の、神妙さすら感じる儀式的で静謐な、美しい描写だと思いました。 取り留めなく書き連ねてしまい申し訳ありません。読みやすさと物語の安定感を兼ね揃えたこの素晴らしい作品が、入賞する事を心から願っています! 返信する 須江 2021/02/01 13:29 こんにちは。作品の完結お疲れ様でした!改めて最後まで拝読し、物語の中で渦巻く登場人物達の感情、確固たるストーリーに圧倒されております。 浅学にして今回テーマとして取り上げられていたこっくりさん、サードマン、エクソシズムの知識は恐らく一般的なレベルに留まるのですが、主人公の新美の一人称に極めて近い位置の三人称単視点で始まる物語により、私も彼の視点でえ?どういうこと?と翻弄されながら進む物語がとても心地良かったです。(三人称という、近眼になり過ぎずに済む抑制の効いた表現が上手いなあと感嘆しました) 烏丸の視点に移った時にも思ったのですが、視点の人間が事態を把握していないと言う状態は、本当にスリルがありますね…BLでありながらサスペンスの趣も強く感じました。今作のような複数のジャンルの要素を兼ね揃えた作品が大好きなので、読み進めるのがとても楽しかったです。 あと羽生橋さんのキャラクターにおける名前の重要性が今回とても活きているなあと、事実が明らかになるにつれまざまざ思いました。新美(南吉から取ったと推測しているのですが、外れていたらすいません)の背後にいる狐を元にしたキャラクター…… 返信する ←表紙へ 非会員の方はコメント投稿出来ません 会員登録 ログイン
ひええ、過分なお言葉で恐縮です。ありがとうございます。
元々恋愛小説をほとんど読まずホラーとかオカルトとかホラーばかり読んでいたせいもあり、自分の中で恋愛の素養というものがないんだなと痛感した次第です。
そもそも恋愛が主題でない作品の中に恋愛がサブである程度が好きなので…
テーマを作品に落とし込むにあたって、自分が一番面白いと思う物語にしたいのは当然なのですが、物語の整合性にばかり目が行きがちで恋愛要素を疎かにしていたなと反省しました。今までの作品も全部疎かにしたつもりはないけれど確かに他の受賞者の方に比べるとめちゃめちゃ少ない。
字数の兼ね合いも勉強になりました。
この学びを活かしてまた挑戦してみたいです。
スクショ残しておくべきだったと今になって後悔していますが、この作品が受賞作相当であったことは変わらない事実です。というか、私の中では間違いなくグランプリでした。
こんにちは。須江さん、ありがとうございます!
自分でも気に入っている冒頭の部分を褒めて頂いて嬉しかったです。
改めて自分の作品を振り返ると確かに他の作品に比べBL要素の薄さが顕著だなと…。悪魔祓いの場面などはBL小説としての体すらなさない瞬間も多々あり、反省しきりです。サイトの方向性も…その他色々と勉強になった次第です。
戦略なんて大それた評価を頂いていいものか…恐縮です。自分が途中で投げ出さずに終わらせられる物語を考えるとなるとどうしてもああなりがちです。今度はシチュエーションに頼りすぎず、中身の濃いものを書いていきたいです。
須江さんの作品のように一作一作の厚みと重みを噛み締められるような…とはあまりに高すぎる目標でおこがましい限りですが…
須江さんのストイックな創作の姿勢をいつも尊敬しています。
ストーリーを重視した、物語の力でぐいぐいと引っ張っていく羽生橋さんの強みについて、講評でもコメントされており、その通り!と膝を打っておりました。
私が一人で予想していた受賞作下馬評とはかなり違う受賞結果で驚きましたが、なるほど、これが当サイトの方向性なのだなと改めて納得しています。羽生橋さんは作品ごとのテーマや文体の微妙なニュアンスを自らでしっかり把握し、コンテストによって投稿すべき物を見極め、戦略をしっかり立てていらっしゃるようにお見受けします。その中でもちゃんと「これは羽生橋さんの作品だ」と分かるカラーを残しておられるのが、冷静と熟練と言えば良いのか…私も見習わなければと決意を新たにした次第です。
エクソシストのドキュメンタリー、興味深いです!
調べる前は恥ずかしながらどんなに難しい仕事であるか分かっていませんでした。宗教がより生活に密着している国や地域で社会的な問題になっているのだと分かったことは大きな収穫でした。小説に登場させる職業へのリスペクトを忘れないようにしていきたいです。
教養なんてそんな大それたものでは…! ただ、医療を学んだことで作品に活かせたのは良かったです。夢での決別はやや唐突でしたがタイトルを強化する意味で入れられて良かったと思ってます…ありがとうございます!
須江さんの写真家の描写は本業にされていたのかと思うくらいディテールが凝っていて素敵でした。華やかな世界の裏側にある欲と見栄の渦巻く一面は単なる知識だけでは到底描けないと思います。こんなすごい作品を無料で読めるのが不思議でなりません…!!
ご教示有難うございます!作者の方にこんな色々お話を聞かせえ頂けるのはWEB小説ならではですね…
エクソシストが不足って、信仰している人には深刻な問題なのでしょうね。悪魔払いのドキュメンタリーを観たことがあるのですが、根気と経験が物凄く要りそうな仕事の上、羽生橋さんの今作のように暴力沙汰にも発展しかねない案件が多いという印象だったので、このご時世かつあの重労働ではなり手もいないだろうなと納得してしまいました。烏丸神父の悲哀が深まります…彼の名前の由来はカラス神父だったのですね!そして北原白秋も…上手いなあと膝を打っています。羽生橋さんの作品は教養が隠されることなく滲み出てきて、読んでいる自分も深みに嵌って行く心地よさが凄いです。
本来は人を導く存在であるサードマンが害を与えていたと言う何とも皮肉な話、だからこそラストの夢の中の決別が染みます。何層にもなったモヤモヤしたものがすうっと溶けていくと言うのか…何度も読みたくなる味わい深さ、有難うございました!
こんにちは、入賞するより嬉しいお言葉の数々に打ち震えております…ありがとうございます! 楽しかったと言って頂けることが一番の喜びです。
「エクソシスト不足が深刻化」というネットのニュースを見て思いついた話なのですが、書けば書くほどBLからかけ離れてしまい焦りました…
こっくりさんでとり憑いたものがサードマン現象のサードマンであるとミスリードさせるつもりだったのですが、冒頭であの会話をやったことにより予定が狂ったり、心残りは多いですが、自分の好きな要素を多く盛りこむことができてよかったです。
仰る通りで、新美は狐の物語の印象が強い新美南吉から、秋白は新美南吉と親交があった北原白秋からイメージしました。ついでに烏丸は映画エクソシストのカラス神父から…と全員ダジャレめいています。
そして受攻逆問題、もしご期待に添えなかったらすみません! フィジカルやメンタルの強そうな方を受にしてしまう傾向があり、烏丸もいつの間にかそうなってしまいました…笑
頂いた感想を読むとなんだか自分の作品がものすごく良いものに思えて顔の綻びが止まりません。いつも暖かいお言葉をありがとうございます!!
そしてエクソシストvsこっくりさんの戦い!怜悧で感情の見えにくい烏丸がスパスパと切れ味良い物腰から、根底を揺さぶられていく展開は、キリスト教的な展開でありますが、西洋的な断罪という価値観に収まらず、ある意味自分を、そして新美を許す、救い上げるという考え方は東洋的な側面も含まれているなあと感じました。超自然的かつ躍動的なバトルシーンの描写は、カラオケ店と言う俗的な場所のイメージと相まり、私もこんなオリジナリティ溢れる場面を書いてみたいと強く感じました。
最後に新美が目にした本物の秋白の姿こそサードマンであり、ここで善と悪が分離する事で文字通り救われる過程ですとか、本当にお見事だと言うしかありません。
そして新美が複数の相手に身体を弄ばれていた過去から、性描写の場面まで攻受逆だと思っていた事をお許し下さい…けれどお互い誰かに身体を無理やり拓かれた過去があるもの同士の、神妙さすら感じる儀式的で静謐な、美しい描写だと思いました。
取り留めなく書き連ねてしまい申し訳ありません。読みやすさと物語の安定感を兼ね揃えたこの素晴らしい作品が、入賞する事を心から願っています!
浅学にして今回テーマとして取り上げられていたこっくりさん、サードマン、エクソシズムの知識は恐らく一般的なレベルに留まるのですが、主人公の新美の一人称に極めて近い位置の三人称単視点で始まる物語により、私も彼の視点でえ?どういうこと?と翻弄されながら進む物語がとても心地良かったです。(三人称という、近眼になり過ぎずに済む抑制の効いた表現が上手いなあと感嘆しました)
烏丸の視点に移った時にも思ったのですが、視点の人間が事態を把握していないと言う状態は、本当にスリルがありますね…BLでありながらサスペンスの趣も強く感じました。今作のような複数のジャンルの要素を兼ね揃えた作品が大好きなので、読み進めるのがとても楽しかったです。
あと羽生橋さんのキャラクターにおける名前の重要性が今回とても活きているなあと、事実が明らかになるにつれまざまざ思いました。新美(南吉から取ったと推測しているのですが、外れていたらすいません)の背後にいる狐を元にしたキャラクター……