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妹の彼氏が 好きな人だった訳ではないが、赤の他人という訳でもない。
事実 僕は彼のことを知っていた
彼の名前も 住んでいる地域も、仕事のことも、彼に元カノがいた事も、結婚寸前でいきなり 相手に別の彼氏が出来たこと。
彼から聞いた内容が正しいならば ほとんど聞いたはず
まぁ、べつにそこは なんでもいい
僕が今苦しんでいる理由。それは
自分の 性に対しての意識と、もう1つ。
自分のこの性格について
自分のことを知っていると過信していた。自分のメンタルは強い方だと過信していた。
あぁ、 本当に 何が根拠でそんなことが言えたのか
この自分の「弱さ」について知ったのは、妹の彼氏である彼が 僕を「捨てた」と思わせてしまった事がきっかけだった
ただ、ここで大事なことがある
べつに 彼と僕は付き合っていた訳でもない。彼のことを空いていた訳でもない。 これがいちばん厄介だ
僕はどうやら
人からの愛情に酷く飢えているらしい
これだけならどんなに良かったか。この事実に気づいた時は そんな人はこの世に多く存在する。大丈夫。変なことではない。そう思っていた。
でもそれだけじゃない
僕は
人から愛されることを嫌悪してしまう人間だった
なんて 酷い矛盾。自分勝手も大概にしてほしいものだ。分かっている
これは 本当に酷い。 誰がどう見ても
「どっちなの」と言われるだろう
はは、自分でも思わず笑ってしまう
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