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「アメーーー、おはよう」
「おはよう アキ」
「眠たい…………」
目を擦りながら 僕にもたれかかってくるアキ
ねむたそうに挨拶をしてくるのは いつもの事だ
「またバイト?」
「んー、昨日は閉店作業担当でさぁ…」
「あぁ、じゃあ 夜遅くまでバイトだったんだね」
そうそう、と言いながら 欠伸をして アキと共に 校内まで歩いていく。
アキとは高校からの友達で 高校を卒業し、今はお互い同じ大学に通っている
同じ大学、同じ学科、 アキとの付き合いは 今年で4年目になる
アキは おっとりした性格なのもあって 一緒にいて落ち着く
僕の容姿についても特に気にしてなさそうで 言ってくることもないし、
なにより 僕を女扱いしない。 まぁ、アキの場合 女性に対しての気配りまで気が回らないんだろうけど
そりゃ 僕にも同じこと出来ないよな
「アキ、課題ちゃんと終わった?」
「………え」
その顔をみればすぐ分かる。やってないんだろう
「だと思った……。昨日の夜バイト終わって すぐ寝ちゃったんだろ」
「うわぁあっっ、 ど、どうしよう。 」
気づいた途端に眠気が吹っ飛んだようで アワアワと焦り始めたアキ。
僕は背負っていたリュックから 自分のやった課題ノートを取りだし アキに渡した。
「ほら、貸してあげる。 間違ってても知らないからな」
「アメぇぇぇッッ ありがとう!すぐ写す!!」
アキは僕の貸したノートを受け取ると 胸に抱えて バタバタと校内へ走っていった
本当に……慌ただしいやつだな。
最近 課題が多くでている中で アキはバイトも夜までしているし 大変そうだ
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