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はーい
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「一都っ!?」
教室の扉が開いて、入ってきたのは和也。
「かずや、なんで」
「忘れ物取りに来たら、三沢とすれ違って…………三沢にやられたの」
和也は眉間に皺を寄せて、苦い顔をする。
「前もだけど、何で和也がそんな悲しそうな顔するの」
和也は指で眉間をくーっと伸ばして微笑んだ顔を作る。
「帰ろ、肩貸すよ」
和也の伸ばした手を一都は払いのける。
「いいよ、和也までいじめられる」
それでも和也は一都の手を掴む。
「一都と一緒に居れるなら、それでいいよ」
この片想いは、どこまでも、平行線
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