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両片想い24
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「あ……っは…ぁ、ん…っ」
ワインでしたたかに酔った勢いをそのままに、全裸でベッドに横たわり、熱く火照った躰を自分の手で慰めた。
「ぁあ…ふ…ぁも…いれてっ…壮馬、んっ…は…ぁっ……!」
自分の指じゃまったく物足りない。もっと太くて硬いのが欲しい。しかも奥深くに――。
「あっ…ぅんっ、もっとっぉ」
室内に響くローションの卑猥な水音が大きくなっても、中途半端な快感ではなかなか満たされなかった。
「おいおい、ワインのボトルを全部飲み干して…ってちょっ! いきなりなにやらかしてるんだよ!?」
ベッドルームに入るなり、変な声をあげた壮馬の顔は、一瞬で真っ赤に変わった。
「おまえっ、俺のおっ、オナニー……、見たがっていただ、ろ。わざわざ見せてやってる、んだ」
煌々とした明かりが照らし出す下で、繋がるところが見えるようにわざと見せつけつつ、舌なめずりをした。
早く来いと言わんばかりの態度で煽る俺を見た壮馬は、小さなため息をついてから、大事な部分に挿れっぱなしになってる俺の指を引き抜く。
「課長の指3本じゃ、馴らしたことに全然ならないだろ。これじゃあ俺のが挿いらない」
「馴らしてる最中だったんだ」
「その割に感じて、変な声を出してなかったっけ?」
へらっと笑って、ごつい指を何本も一気に挿れる。
「ふ、んぅっ!」
「ただでさえ課長の中はキツいのに、ちゃんと馴らさないと、お互い痛いだけだろ」
中で蠢く指を感じながら、荒い呼吸をやっと繰り返した。
「指じゃなく、壮馬のが欲しぃっ…あっん…」
「わかってるって。ああ、もう。こんなに酔っぱらった課長なんて、抱きたくないのに。いやらしすぎて、俺の身が持たねぇよ」
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