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第二話「推しの押しが強い」⑥
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「ふふ、可愛い」
「あッぁ、やだッ……」
身体を起こした吉備さんの手に、足を広げさせられる。慌てて目を開けると、吉備さんが俺の陰部をじっと見下ろしていて、かーっと顔が熱くなった。
「待ってッ、せめてシャワーをッ…あ゛ぅ……」
レイプされたあと、会社のトイレでナカに出されたモノは掻き出した。
でも、夢にまで見た吉備さんにせっかく抱いてもらえるのに、こんな汚れた身体を晒すことになるなんて……。
「濡れてる」
ツンと後孔を指でつついて、吉備さんが笑う。
簡単に指を呑み込んでいくソコから、全身に甘い痺れが広がった。
「う゛ぅ〜…んん゛ッ……」
長い指がどんどん奥まで入ってくる。
唇をぎゅっと噛みしめ、ゾワゾワと込み上げる快感をやり過ごした。
「シャワーは終わったら入ろう。俺が洗ってあげる……ここ痛い?」
言いながらヌチッと指を動かされ、少しだけ痛みが走る。
「んぁッ、ぅ……」
たぶん、無理やり犯されたときに裂けてしまった。でも、今はそんな傷の痛みよりも、吉備さんの手を汚していることの方が耐えられなくて、何度も首を横に振る。
「ゃ、やだッ……汚いッ……」
目尻から涙が伝って、シーツの上に落ちていく。それを優しく指で拭われながら、潤んだ目で縋るように吉備さんを見上げた。
「大丈夫、俺が綺麗にしてあげるよ」
チュッと震える唇をキスで塞がれる。
「ん゛ぅッ……」
ナカに入っていた指が、そっと増やされる感覚がした。くぐもった声を上げると、慰めるように口の中に舌が入ってくる。
「ぅ、ぁ…ン、ッ……」
ぐちゅッと舌が絡み合うたび、背筋にゾクゾクしたものが走って、下腹部に熱が集まった。流れ込んでくる吉備さんの唾液と、口の中に溜まっていく自分の唾液をコクコクと飲み込む。
気づかないうちに涙は止まっていた。
うっとりと目を細め、気持ちよくて頭の中がふわふわとまどろむ。
優しく慣らされていく後孔に、吉備さんのモノが欲しくなって、頭の中がそれでいっぱいになっていく。
──この人が欲しい。
自分の中のオメガが叫ぶ。
発情期でもないのに浅ましく愛液が滲んで、ねだるように腰が揺れた。
「 “ココ” 指入れただけでわかるくらいぷっくりしてる」
「ゃあぅ゛ッ…」
吉備さんが顔を上げ、楽しそうに笑ってトンッとナカで指を曲げる。途端に気持ちいいものが駆け抜けて、ごぷッと性器の先に白いものが滲んだ。
「俺に触ってほしくて、顔出してるみたい」
「い゛ぁッ…や、ぁ…ぅ、ッ…」
グリグリと前立腺を指で潰され、一気に精液が上がってくる。
「腰浮いてるよ」
「ぁあ゛ッ、イくッ…だめ…ッ!」
ナカと一緒に性器をぬちぬちと手のひらで擦られ、空中に腰を突き出すように精を吐き出した。
「あぁ…は、ぁっ……」
「……かわいい」
ぐったりとベッドに沈み、手足をシーツの上に投げ出す。達した余韻に浸って目を閉じると、俺の出したモノを手のひらで受け止めていた吉備さんが、ドロッとソレを後孔に塗り込んだ。
「ぅ…ぁ………?」
抜けていく指の感覚と何かゴソゴソと動いている吉備さんが気になって、ぼーっとした頭のまま静かにまぶたをもち上げる。
ちょうど、吉備さんが着ていたシャツをベッドの下に投げ捨てているところだった。
初めて見る吉備さんの肌に、ボッと顔が熱くなる。程よく筋肉のついた綺麗な胸元と、鍛えているのかと聞きたくなるような引き締まった腹筋。
少しだけ余裕が無さそうに息を乱す吉備さんに、視線が釘付けになった。
「ッ……」
ガチャガチャと音を立てながら、吉備さんが自分のベルトを引き抜いている。ズボンの前がくつろげられていくのを食い入るように見つめた。
無意識にゴクッと息を呑むと、前に会社で見たときぶりのソレが顔を見せる。
思わず唇を噛み締め、ぎゅっと手を握りしめた。
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