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オスカー王子とセオ王子④
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「あっ……兄上……」
「オスカー、可愛い俺の宝石」
セオ王子は腰を揺らしながら、オスカー王子の唇を奪う。
舌が絡み合い、湿った音が響き渡る室内。
「オスカー、お前は抱けば抱く程美しくなる」
そう言って、薄紅色の胸の飾りに舌を這わせると、オスカーが一際高い声を上げる。
「ダメ……っ!一緒にしたら、変になるぅ…」
首を振るオスカーに
「でも、オスカーの身体は喜んで、俺をキツく咥え込んで居るよ」
そう囁き、強く奥を打ち付ける。
「あぁっ!……兄様、そこ……」
「ここがどうした?」
「快いっ……!もっと……そこをグリグリしてぇ……っ」
セオの身体にしがみつき、腰に足を絡めて自らも腰を揺らす。
「こうか?」
ズンっと強く穿たれ
「あぁ!兄様……兄様……」
必死にしがみつくオスカー王子に
「オスカー、誰が1番気持ちいい?」
わざとレオに聞かせるように、セオが囁く。
「兄様の……、セオ兄様のが……快い!」
喘ぎながら答えるオスカー王子に
「良い子だ、オスカー」
セオ王子はそう言うと、小さく微笑み
「お前は誰のものだ?」
突き上げられながら聞かれ
「兄様……あっ……セオ兄様の……あんっ……、そこっ……もっとぉ……」
甘えるようにオスカー王子が喘ぐと
「まだ、途中だぞ。誰のものだ?」
と、わざと焦らすように腰を浅く抜き差しして囁く。
「やぁ……!奥っ……グリグリしてぇ!」
セオ王子にしがみつき、腰を揺らして叫ぶオスカー王子に
「ダメだ!お前は誰のものだ?答えたら、いっぱい気持ち良くしてやる」
額にキスを落として囁かれ、オスカー王子は
「兄様!セオ兄様のものです!だから……お願い!」
そう叫んだ。
「良い子だ、オスカー」
セオは満足そうに微笑むと、オスカーの膝を曲げて身体を2つに折り曲げると、激しく腰を打ち付けた。
「アァっ!兄様……そこっ!……もっと……もっと……いっぱいしてぇ……っ!」
激しく軋むスプリング音と、言葉にならないオスカー王子の喘ぎ声が響く。
「オスカー!お前は俺の物だ!誰にも渡さない!」
一際激しくスプリング音が響き
「ひぃっ!兄様……もう……っ!」
オスカー王子の切羽詰まった声が響く。
セオ王子の荒い呼吸が響き、舌を絡めてキスを交わす音が響くと、ギシギシと激しくスプリング音が響き、ベッドが揺れている。
「あっ……、快いっ……!兄様、出して!中に全部……はぁ……アァっ!」
ベッドの揺れる音とスプリング音が激しくなり、ピタリと音が止んだ。
天蓋のカーテンに、2つの影が朝日に照らされて写し出される。
「あっ……ん、もう、兄様のえっち……」
甘える声に
「あっ……あっ……ダメぇ……。今、イッたばかりだからぁ~」
重なり合う影が、バックで貫かれている姿を写し出す。
再びスプリングの軋む音が始まる。
(1週間ぶりを、今日で取り返すつもりか?)
溜め息を吐くレオの耳に、信じられない言葉が届いた。
「レオっ!」
自分の名前をわざと呼ばせている。そうすぐに気付いた。
「レオ……、あっ……」
腕を捕まれ、腰を打ち付けられている影が写る。
「兄様……許し……て……」
涙声のオスカー王子に
「兄様じゃないだろう!たまには、外で待機しているレオの名前を呼んでやれ!」
そう言って、強く腰を打ち付けた。
「アァっ!レオ!レオ!レオ!」
レオは自分の名前を呼ばれ、必死に耳を塞いた。
何故、セオ王子が自分にこんな嫌がらせをするのか分からなかった。
何度も2人の営みを見せつけられ、セオ王子に貫かれているオスカー王子を見せつけるように、膝にオスカー王子を抱いて、彼の両足を高く上げて貫く姿を見せられながら、オスカー王子の相手を探す命を受けた事もあった。
ドアの前から動く訳にもいかず、セオ王子の嫌がらせが早く終わるのを待った。
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