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再会 ① 空side
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俺の名前は小椋空。ある日、何気なく教室で話をしていたら、
「なぁ〜。空さ〜。玲牙と出来てんの〜?」
急に振られてビクってなった。俺は玲牙いや玲を好きだった。話は合うし、帰る方向も同じ、運命って思った。でも俺たちは男同士。玲がそんな風に想われてたら迷惑だなって思っててずっと隠してた。
内の学園は女子が驚くほど少なく、学園の半分は男同士のカップルだった。だから、こういう質問されるのも無理無かった。好きと暴露たく無かったから、
「出来てる〜?そんな訳無いじゃん。あんな女々しい奴なんて好きじゃ無いよ〜。」
俺は全く逆のことを言ってしまった。こいつらには絶対に暴露たく無かったからだ。本当は女々しいなんて思ってない。可愛くてずっと一緒にいたい。SEXもしたい。
次の日になって、玲が急に転校するって担任が言った。何だよ。
「何で話してくれなかったんだよ。」
玲に問い詰めた。何か玲の目に光が無い。闇に染まって絶望してる感じ、
「昨日突然言われたんだ。今日もう行かなきゃなんだ。それじゃさよなら。あっ、昨日放課後お前達の話聞いてたから。」
嘘だ。
「えっ?ちょっ、待てよ‼︎玲。待ってくれ‼︎話を聞いてくれ〜‼︎」
嫌われた。好きな人に嫌われた。俺は謝りたかった。好きって囁きたかった。恋人になって楽しみたかった。
だから、家の力を使って玲の転校先を探し出した。探し出すのに約1ヶ月も掛かってしまった。
玲の転校先は、学園の逆で男子が全学年で数えるほどしかいなかった。玲に会える。
「小椋空です。よろしく。」
担任に言われ、簡単に自己紹介した。玲をやっと見つけた。ふふ。驚いてる。
「玲。久しぶり。」
「おう。久しぶり。空。」
あれっ?普通だ。っていうか、周りが玲牙様って呼んでる。玲牙1ヶ月で何があったんだよ。女子宥めてるし。
知ってるから、玲の隣になれた。玲に、
『会いたかったよ。玲。もう2度と悲しませたりしないから。』
って耳元で囁いた。そしたら驚いた。でも、何で会ってからの印象は俺と最後に分かれる前の普通の親友って感じのテンションだった。もしかして、忘れたとか?
もしそうだとしたら、思い出したら俺は玲に謝れるのだろうか。恋人になれるのだろうか。
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