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婚約者
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俺が目を覚ましたら、空は居なく代わりに大地さんがいた。
「あの〜、空は。」
「坊ちゃんは、予告も無しに来た神崎流愛様とお話してます。理由は玲牙様のお邪魔にならない様にと申してました。」
「そ・・そうなんですか。あの、空とその神崎さんの関係は何なんですか?」
「申し訳にくいんですが、親同士でお決めになった婚約者のご関係です。」
「えっ?」
何・・それ。それじゃ、俺ってやっぱり空に空 好かれて無かったのか?
「ご安心ください。空様が愛してるのは玲牙様だと。」
「//////。ほ・・本当ですか?」
「あの人自身の感情が篭ってました。間違いありませんよ。これは私個人の意見です。不躾ですが。」
「何ですか?」
「流愛様はあなた様がたの学校へ転入なさると思います。そこであえて距離を取ってみるのです。」
「するとどうなるんですか?」
「流愛様は大変嫉妬深いお方なのです。もし学校でも近づいたら何をされるか分かりません。なので演技として貰おうと思います。学校全体で。もちろん、坊ちゃんにもお伝えします。」
「はぁ〜。俺は正直神崎さんがどの様な人かはまだ分かりません。でも、傷付けるのは良くないって思ってる。だから、引き受けます。」
「分かりました。その様にお伝えします。これからどうなさるおつもりですか?」
「とりあえず、毎日電話とメールをしてて、表向きは友達に見える様にします。俺は誰も傷つけたく無いですから。」
「お強いんですね。玲牙様は。」
「そうですか?ありがとうございます。」
そう言って俺はドアを閉めた。
本音を言えば悲しい。婚約者がいたなんて。
でも空は小椋家の時期当主。居てもおかしくは無い。だから、俺頑張るよ。空の為に。
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