アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
第三夜
-
昔々、あるところに、砂漠の王様がおりました。
王様は大変な暴君で、国の村という村から美少女美少年を徴用してきてはこれを侍らせ、しかし、三日と経たずに飽いては、その者たちを処刑してしまうのでした。
さて、今宵も王様の夜伽の相手は、あの褐色の肌に銀の髪を纏わせた、蒼い瞳の少年です。この少年は、昨夜も王様のお相手をさせられたのに、疲れた様子はみじんもありませんでした。
夜伽も終わり王様は、少年に昨夜と同じように寝物語をするよう命じました。
少年は王様に申し上げました。
「承知いたしました。王様がそのように望まれるのであれば、物語をいたしましょう。」
そうしてわたくし、月が見ているその下の砂漠の中の宮殿で、今宵も不思議の物語の幕が開いたのです。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 22