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俺も颯人も果ててから、1時間ちょっと…。
消灯の時間はとっくに過ぎたので、小さな明かりを灯す。
いろいろなもので水たまりと化した颯人のベッドから、俺の綺麗なベッドへと移していた。
初めての経験で疲れてたのか寝てしまった颯人の体を拭き、一緒に横になり見守っていた。
颯人、かわいかったなぁ…。
1人余韻に浸りまくる。
あれだけ颯人とやることばかり考えていて、ついに颯人を抱いたら、想像以上によすぎた!
想像以上のことが起きた…。
だが、完全に勢いでやってしまったこの現状…。
さて…夢から醒めたらどうするかな…。
「んっ…」
俺の腕の中にいた颯人の目がゆっくり開いていく。
あー…ついに起きちゃったか。
とりあえず目を合わせると、ギロリと睨まれた。
あー…そっちね…。
現実は都合良くはいかない…。
殴られるかもしれないな…。
相当の怒りも覚悟していたけれども、颯人は何も言ってこない。
ドキマギしていると、はぁーっとため息が聞こえてきた。
「男とやっちまった…。」
呟く颯人の声が響き渡った。
颯人のげんなりした顔から、見るからに後悔しているようだった。
「しかも、やられる側…」
さらには、相当なショックを受けているように見える。
そんな感じね…。
俺がため息をつきたいくらいだけど、いつも通りの対応を心がけた。
「俺は颯人とできてよかったけど。締まりもいいし。」
「ふざけっ!…いってっ!」
どうやら体に相当負担があるらしく、怒りたくても動けないようだ。
そんな颯人は暴れることを諦め、俺の腕に納まったままだ。
「女だけじゃなく男ともやれるとか聞いてねー。知ってたら、こんなことになってなかったのに…。」
「男は颯人が初だってば。」
「嘘つけぇ!!」
腹の底から全力で突っ込まれてしまった。
俺があれだけ調べていたことがバレる方が怒りそうなので、黙っておいた。
「…颯人、かわいかったぁ」
そのまま颯人の口にキスをする。
「かわいいとか言うなっ!キスもするなっ!」
先ほど俺にされるがままだったのに、だんだんといつもの颯人に戻っていってしまう。
「なにが教えるだよ…騙されたぜ…」
「ちゃんと教えてたよ。聞こえてなかっただけだろ。」
「…悪い男だなー。こーやってどんどんやってポイポイ捨ててんだろ、お前とやった全人類に同情するわ。」
「はぁ?そんなひどくねーし」
颯人は全然聞く耳もってくれず、はいはい。と、流す。そのまま、ぼーっと天井を見つめてるので、おそるおそる聞く。
「…怒ってる?」
「当たり前だろ。」
即答すぎて、固まってしまう。
「でも…気持ちよかったし…」
え?!
小さい声だったけど、絶対聞こえた!!
颯人を見ると、恥ずかしそうに目を逸らす。
「一誠がモテるの、なんとなくわかった気もする…。」
「へぇ?…ほめてくれるんだ…。俺とのセックス、そんなによかった?」
「………何言ってんだ…俺はバカか…。」
まだ頭がクリアにならないのか、思い違いなことを言ってしまったらしい。
眠り落ちそうな颯人を、ぎゅっと抱き締める。
そんな状態なら、このくらいしてもいいだろう。
しかも、颯人からは振り払われることもなく、好きにさせてくれると、あることに気づく。
「………もう一回したいの?」
「ちげー!!」
即答で否定されたけれども、俺の足に当たる颯人の下半身は正直だ。
まだまだいけるもんだな。
「いいよ、してあげる。」
「ちょっ…マジかよっ…んっ…」
俺の方は、颯人が隣にいるだけでいつでも大丈夫。
再び颯人の全身を隈なく時間をかけてたっぷりよくしていった。
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