アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
45p
-
颯人と話し終えると、授業に戻り、日常をなんとかやり過ごす。
そして、寮へと戻った俺たちは、消灯前にも関わらず、今まで離れていた分を取り戻すかのように抱き合う。
颯人を上にのせて、抱き合う形で何度もキスをする。
「痛くない?」
「…ん。意外と…っ…平気…。」
「俺以外とやってない?」
「は?わかんねーのかよ。」
颯人にギロっと睨まれるので、お詫びに乳首を舐めてより深く入ると、颯人が声をあげよがる。
2か月近くやっていないことが嘘みたいだ。
やっとケジメをつけることができて、颯人とこうして向き合える。
「颯人、ちょっと会わないうちに俺の身長抜かしたな。」
「…っ………っ…わかんなっ…」
「かっこいい颯人に女子たちも寄ってくるし、ちょーやだ。」
颯人の胸にすり寄り、強く抱きしめる。
「一誠ってさ…。なんで…俺のことそんなに好きなの?」
吐息交じりに颯人が俺の耳元で囁いてくるので、反射的に体温が上がる。
「ねぇ、なんで?」
でた、その無自覚なほどの上目遣い。直視したいけれども、恥ずかしすぎて目を合わせきれない。
「颯人の顔が……………」
「顔?!」
「好きすぎる…こんな綺麗な顔見たことがない…。」
「俺の顔…って…」
首を傾げてピンときていなかったけれども、しばらくすると俺を見る。
「だから、入学初日…やたら見てきたのか…。」
颯人の中で何かが繋がったようだった。
そんな颯人は最初恥ずかしそうにしていたかと思いきや、一気にテンションが下がりだす。
「大丈夫かよ……俺って今がピークでどんどん劣化していくじゃん…」
意外とネガティブな颯人がいることを改めて知る。
これからもっといろいろな颯人を知ることができるんだろうな。
それが楽しみで仕方ない。
「大丈夫。美術品や骨董品って年月が経つほどに味がでるじゃん。」
颯人がそうくるならば、俺は颯人をいくらでも安心できるようにしてやろうと思う。
颯人を押し倒し、不安ごと取り払うように思いきり揺さぶる。
「っ……っ…ぁ……っ…!一誠っ……」
颯人が俺をぎゅっと腕でも中でも抱き締めてくることがたまらない。
「一誠待って…っ!ちょ…声、我慢できない…。」
「プロポーズもしたし、俺はバレてもいーけど。」
「そういう問題じゃねーってば!」
「颯人、ずっとそばにいて。」
これから先も颯人に言い続けると誓った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
45 / 45