アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
50※
-
「っ、ゆうがっ…様。あん…さいき様っ」
「ふっ、大丈夫だ、桧央。私は国王の隣に立つ者として、もう少し己の振る舞いと、下の者の話に耳を傾けることに、気をつけなければいけないな」
だから気にするな、と桧央の頭を撫でれば、ぐっと口を引き結んだ桧央が、俯いて目を閉じる。
「ふははっ、ついでにおまえがどれだけ俺に愛されているのかも、しっかりと教え込まないとならないようだしな」
くくくっ、と笑う悠牙が、もう真剣な眼差しをどこかに置き捨てて、妖しげな笑みを浮かべている。
「弥景」
「はい」
「まずは彩貴に洗浄を教えてこい」
「私が、ですか?」
「あぁ。それが済んだら連れてこい」
「かしこまりました」
僅かに戸惑いを見せたような弥景だけど、すぐに立ち直り頭を下げる。
「洗浄…?」
「くくくっ、それも仕置きだ。弥景について行け」
何のことやら。よく分からないけれど、行きますよ、と言う弥景に促され、私は何故か浴室に連れて行かれた。
「っ!」
まさか、そこであんなことをされようとは。
苦しくて恥ずかしくて、私はぐしゃぐしゃに泣き濡らされる羽目になった。
「くくくっ、お帰り」
「っ、おかえりではないっ。あんな…あんなっ…」
意地も矜持もボロボロに剥ぎ取られて、私は未だに収まらぬ嗚咽の下から、悠牙をギロリと睨みつけた。
「だぁって仕方がないだろう?俺も男で、おまえも男だ」
「それがなに…」
「俺たちが繋がるためには、必要な準備と手順なんだ」
そこは諦めてくれ、と言う悠牙だが、あんなことを耐えねばならない伽とはなんなのだ。
「まぁ洗浄くらいでビービー言っているようじゃ、この先が思いやられるな」
さすがは箱入り王子様、と笑う悠牙に、私はカッとなって殴りかかっていた。
「私はもう王子ではないっ」
「そうだったな。そして今はまだ仕置きの途中だ」
「っ…」
ぐい、と殴りかかりにいった手を捕らえられて捻じ上げられ、痛みに顔がぐにゃりと歪む。
「ったく、本当じゃじゃ馬」
だからお仕置きされるようなことになるんだ、と偉そうに言われても。
「さて、勝手をしたこと、危険な目に遭った挙句に救出にいった俺に悪態をついたこと、心配をかけたこと、しっかり反省してもらおう」
「っ…」
「まずは寝台に乗ってうつ伏せになれ」
「くっ…」
まぁ、桧央の分も咎めを受けると言ったのは私だ。
悠牙の前を横切って、寝台に向かった私は、バタンとそこに伏せてやった。
「いい覚悟だ」
「ふん」
「では少し腰を上げろ」
「っ?!」
仕方なく従えば、ずるりとズボンと下着が下ろされて、その腰の下にぎゅうぎゅうとクッションが押し込まれてきた。
「まさか…」
この体勢、この様相。
ついに鞭でも振るわれてしまうのか。
一瞬にして恐怖に包まれて縮む心を、必死で押さえつける。
「ひぅっ?」
え…?
痛みを覚悟して固く目を瞑ったそのとき、何故かヒヤリとしたものが臀部の谷間に垂らされた。
「な、に…?」
「ん〜?ただのオイルだ」
「オイル?」
「あぁ。おまえを傷つけるつもりも、痛い思いをさせるつもりもないからな」
いや、だから、何故それを尻に垂らしたのだ?
悠牙の行動がさっぱり分からず、そろそろと目を開けた私は、次には不意に尻の谷間を割り開かれて、バタバタと反射的にもがいていた。
「っな…何をするっ!」
そんなところを晒すでないっ。
「ん〜?何って、お仕置き」
「だから、仕置きとは、何を…」
ぶつのではない?
疑問に首を傾げた私に、悠牙は楽しそうに笑った。
「ははっ、今日は、いずれ訪れる交わりに備えて、仕置きも兼ねて、慣らしてやろうとな」
「はっ?」
だから、それが、何なのかと…。
これからされることが分からずに、訳もなく怯む私に、悠牙が晴れ晴れと微笑んだ。
「これを、今から彩貴のココに挿れる」
「は…?」
これ、と言われて目の前に見せられたのは、悠牙の親指ほどの太さの変な形をした棒状のもので。
「張形って知らない?」
「はりがた…?」
まぁ知らないか、なんて笑う悠牙の指が、不意に尻の間に潜り込んできた。
「ひっ、どこに触れて…」
「だから、ココにコレを挿れるんだって」
「っ…」
「でもいきなり挿れたらこの太さでも痛いだろう?だからこうしてちゃんと解してやってから…」
俺優しい、と自画自賛している悠牙の意味が分からない。
「ひっ、やだ…嫌だやめろっ」
ぐりぐりと尻の中で指を回されるのは、不快感以外の何物でもなかった。
「だぁ〜め。これが今日のお仕置きだ」
「ひっ、嫌だ、やだっ…」
「こぉら、暴れるなって」
無理だ…。
生理的な嫌悪感から、勝手にもがく身体はどうしようもなかった。
「よし、これくらいでいいか」
「はぁっ…」
ようやく抜けた。
そのことにホッとして、脱力した身体にまた悠牙の手が触れた。
「っ?!」
「力を抜いていろよ」
「っな…」
「ほら」
そう言いながら、宥めるように背を撫でた悠牙の手が、ピタリと尻の間に、先ほどの張形とやらを押し付けてきたのが分かった。
「嫌だっ…ひぅっ、あぁぁぁ…」
「そうだ、ほら、息を吐いて」
「うぁぁ」
ズブズブと、ナカに押し込まれていくのはその張形とやらで。
仕置きにと、そんなものをそんなところに挿れられる不快感と屈辱が堪らない。
「あ、あ、あ…」
ボロリと目からは大粒の涙が零れ、ヒクッとしゃくり上げたタイミングで、ずぷりと一気に張形が尻の中に収められた。
「っ、く…ぅ」
「よし。いいと言うまでこれを勝手に抜き取るなよ?」
それが仕置きだ、と言った悠牙が、ペチンと私の臀部をはたいていく。
「っ…そんな」
では今から私は、こんなものを尻に挿したまま過ごさねばならないということか?
あまりの仕打ちにザッと青褪めた私にも、悠牙はニコニコと笑っているだけだった。
「慣れてくれば苦しいのは多少マシになる。ほら、服を戻していいぞ」
「っ…」
こんなものに、慣れるものか。
尻の中に異物があるという違和感が、絶え間なく私を苛んでいる。
「さてと、服を戻したら昼飯にするか」
すっかり食いっぱぐれていたな、と笑う悠牙にぽふんと頭を撫でられて、私はぐぅと唇を噛んだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
50 / 68