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「っ…」
はい、とかしこまり、甘味の用意のために桧央が部屋を出て行ったところで、ゾクゾクと何故か身体が熱くなっているのを感じた。
「っあ…な、んだ、これ…」
ゾクゾク、ジワジワと震える身体が、中心に向けてなんだか熱を集めていく。
「っあ、んっ…」
ズリ、と少しだけ寝台の上で身動いだ身体が、寝具に男の象徴を擦らせて、ゾワッと奇妙な感覚を湧き立たせた。
「っ、あんっ…」
あぁ、これは、前に悠牙に触れられたときと同じ…。
『変じゃないよ、気持ちいい、だ』と教えられた、あの感覚だ。
「っあ…あっ」
『上手にイけたな。男はここを刺激するとこうして射精する』と教える悠牙の声が蘇った。
「んぁっ…」
途端にきゅぅっと後ろに力が入り、中の異物を締め付けた。
「やだっ、あっ、やっ…」
ゾクンと感じた身体が、あからさまな変化を見せ始める。
勃起…。
男は感じると勃つのだということも悠牙に教えられた。
「はっ、あ…」
そろり、と無意識に伸びた手が、緩く形を変えた中心に触れる。
「あっ、あっ…」
恥ずかしいのに、気持ちよくて、勝手にそこを擦り始める手を止められなかった。
「っあ、ん…あんっ…」
ころりとうつ伏せから横向きになり、ずるっと僅かにズボンの前を下げる。
「ふぁっ、あっ…」
途端に清々と擦りやすくなったそこを、私は夢中で弄った。
「んんっ…」
勝手に上がる声が恥ずかしい。
だけどそれがまたゾクゾクと気持ちいいを呼び。
キュンキュンと恥ずかしいほど収縮する後ろが、罰にと入れさせられている張形を締め付けた。
「あっ…」
たらり、と前から何やら液体が溢れてきて、擦る手の動きに合わせてぐちぐちと水音が上がる。
「やだ。いやだ…」
それがまた恥ずかしいと思うのに、一向に手は止められなかった。
そこに。
コンコン。
「さいき様、甘いお菓子を持……っ、失礼しましたっ!」
え……。
ガチャッと開いた扉と、桧央の声。
そしてすぐにまたバタンッと閉められた扉に、私は何が起きたのかを悟った。
「っ〜〜!」
そのあまりの恥ずかしさと居た堪れなさから、ガバッと寝具を引っ張りそれにすっぽりと潜り込む。
「ふっ、うっ…」
あまりの羞恥に、べそべそと涙まで出てきた。
何をしていたのだ。私は、何を。
カァァッと熱くなる頬と反対に、身体はヒュウッと冷めていく。
「うぅぅっ…」
ぬるぬると濡れた手がまた、己が浅ましく行っていたことを思い知らせていて、私は布団に包まったまま出て行けなかった。
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