アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
初染め
-
どうなってんの?これ
僕は、なぜか、間宮の家で風呂に入れられていた。
間宮と引き離されて、いきなり、風呂場に連れてこられた僕は、巫女姿の女の子に手早く裸に剥かれて、そして、体を洗われ、風呂に放り込まれたのだ。
なんで、こうなるの?
そういえば、初めて間宮の部屋に連れ込まれた時も、禊とかいって風呂に入れられたんだっけ?
もしかして、すごく、きれい好きな一族なの?
でも。
間宮が言ってた『初染め』って、何?
「あの・・」
僕は、湯船の中から洗い場にいる巫女さんに声をかけた。
「ちょっと聞きたいんだけど、『初染め』って、何?」
「それは・・」
黒髪をポニーテールにした色の白い、かわいい巫女さんは、顔色一つ変えずに言った。
「贄が初めて主である緊縛退魔師を受け入れるという儀式のことです」
「ええっ?」
僕は、思わず赤くなってしまった。そんな僕を見て、巫女さんは、くすっと笑った。
「大丈夫ですよ。心配せずとも、主である宗助様を信じて全てを任せればよいのです」
「はぁ・・」
全てを任せちゃったことが、すでに、あるんですけど・・
僕は、思い出して、余計に頬が赤らむのを感じていた。
もしかして、初めてじゃないとだめだとか、そういうのかもしれない!
僕は、思い付いて、巫女さんにきいた。
「僕、あの、間宮さんにそういうことされたことが、前にも、あるんですけど・・」
「まぁ」
巫女さんは、ニッコリと微笑んで言った。
「そうだったのですね。なら、余計に、心配することはないですよ。宗助様は、その、お上手でしょう?」
はい?
そういうもんなの?
僕は、巫女さんに促されて湯から上がると、脱衣場で大きな布でくるまれて、体を拭かれていた。巫女さんの名は、里子さん、というらしい。すごく、可愛くて、優しいお姉さんだった。
こんなお姉さんにあんなことされたなんて。
僕は、赤くならずにはいられなかった。
「儀式の前には、必ず、これをしなくてはならないので」
そう言って、里子さんは、僕の後孔を洗おうとした。
僕は、なんとか、必死に拒んだけど、その代わり、自分で洗うことになった。
恥ずかしい。
僕は、里子さんに白い着物を着せられながら、赤くなっていた。
「ふふっ」
里子さんが笑みを漏らした。
「今度の宗助様の贄の方は、表情が豊かで見ていて、とっても楽しいですわね」
「はい?」
僕は、里子さんにきいた。
「里子さんは、間宮の前の贄の人のこと、知ってるの?」
「ええ、まあ・・」
里子さんが、困ったような顔をして、頷いた。
「あれは、私の兄ですから」
ええっ?
まさかの、兄妹関係?
僕は、帯を絞めてくれている里子さんに言った。
「なら、なんで詩さんが間宮のとこから逃げたのか知ってるんじゃ」
「いえ」
里子さんは、帯を絞めると、僕の平らな腹をポンッと叩いて、僕を見上げて言った。
「兄とは、ほとんど話したこともありません。贄となった以上は、もう、兄妹でも普通に近づくことは許されませんから」
「マジで?」
僕は、きいた。
「僕とも、そうなの?」
「雪緒様は、別です」
里子さんが、小声で言った。
「雪緒様は、他所の方ですから」
里子さんは、僕についてくるように言うと、灯りを持って廊下を歩き出した。
風呂場から暗い廊下を案内されて、僕は、長い渡り廊下に向こうにある離れへと連れていかれた。
「わぁっ・・」
渡り廊下の下には、小川が流れていて、ポゥッと明るい光が舞っていた。
「蛍だ・・」
「こちらへ、雪緒様」
立ち止まって庭へ目をやっている僕に里子さんが声をかけた。僕は、慌てて彼女の後を追った。
離れの和室には、間宮が一人で座っていた。
間宮は、羽織袴姿で、すごく決まっていた。
本当に、無駄に、外見だけは、いいんだから。
僕は、間宮の向かえに座るように促されて、そこに正座した。
間宮が柄にもなく緊張している様子だったのがおかしくて、僕は、にやついてしまった。
「余裕あるな、お前」
「えっ?」
間宮が小声で話しかけてきたから、僕は、ちらっと間宮の方を上目使いに見た。
「だって、これから、何するのか知らないけど、全部、あんたに任せていたらいいんだろ?」
「まぁ、そうだけど」
しばらくして里子さんが戻ってきた。
手に杯のった台を持っていて、それを僕と間宮の間に置くと、そのまま、部屋を出ていった。
「これ、どうするの?」
僕がきくと、間宮は、僕に言った。
「お前が飲むんだよ」
「ええっ?」
僕は、赤い杯に入った透明な液体を凝視した。
酒?
「僕、お酒は、だめで」
「それでも、飲むんだよ!」
間宮がじれったそうに言った。
「この杯に入っているのは、ただの強い酒じゃない。催淫剤が入ってるんだよ」
サイインザイ?
僕は、間宮に言った。
「余計に嫌だよ。そんな、訳のわからないもの、飲むの」
「飲まなきゃ、体が辛いぞ、雪緒」
「それでも、嫌だよ」
間宮は、深くため息をつくと、杯を手に取り、ぐぃっとその中の液体を口に含んで、僕の腕を掴むと僕のことを引き寄せ、キスしてきた。
な、なんですと?
「んっ・・」
間宮に口移しで無理矢理、その液体を飲まされて、僕は、咳き込んだ。口許を拭って、涙目で間宮を睨む僕を見て、間宮がにやりと笑った。
「お前は、後で、絶対に、俺に感謝することになる」
「誰が!」
僕は、そっぽを向いて座っていた。
間宮は、何を考えているのかわからない望洋とした表情を浮かべている。
けっこう長い間、そうして僕たちは、過ごしていた。
なんだか。
体が、熱い。
僕は、ため息をついた。
いつまで、こうしてたらいいわけ?
「初染めの儀の準備が整いました。どうぞ、こちらへ」
不意に、部屋の外から声がして、廊下の障子が開かれた。
間宮が僕の手を握った。
「いくぞ、雪緒」
ええっ?
僕は、間宮に手を引かれて立ち上がりながら、動揺していた。
僕、まだ、心の準備が出来てないんだけど!
間宮は、僕の手を引いて渡り廊下をどんどん歩いていった。間宮は、屋敷の奥まった、広い座敷へと、僕を導いた。間宮が、襖を開けると、部屋の両側に黒い着物を着た数名の男女が座っていた。
「それでは、初染めの儀式を行う」
さっき玄関で会った老婆が口を開いた。
「中央へ、進むがいい」
部屋の中には、燭台が何本も置かれていて、うっすらと照らされていたが、暗く、淫靡な香りが漂っていた。部屋の隅に香炉が置かれていて、何か、たかれているようだった。間宮は、僕を部屋の中央に座らせると、僕の着物の帯をとき、着物を脱がせようとした。
「ええっ?」
僕は、間宮の手を押さえて、抗った。
「嫌だ!そんな」
部屋の中にいる人々がざわついた。間宮は、僕の耳元で囁いた。
「お前は、俺に任せて座ってればいいんだよ!」
「でも」
間宮は、ふぅっとため息をつくと、そっと僕が押さえている着物の隙間から手を入れ、僕の胸の突起を摘まんだ。
「あっ!」
間宮にそこを摘ままれ、弄られて、僕は、思わず声を漏らしていた。
「やっ・・だめっ!」
僕が力を抜いた時を狙って間宮が僕の着物を剥いだ。僕は、畳に体を押し付けられて、倒れ込んだ。人々の視線が、僕の皮膚の上を舐めるように見つめているのがわかり、僕は、俯いて、体を隠そうとした。
「始めるぞ、雪緒」
「えっ・・ちょっ・・まっ!」
黒い蛇のような縄が僕の足元から体を這い上がってくるのを感じて、僕は、軽く呻いて体を捩った。縄は、僕の両腕を後ろ手に締め上げると、次々と、僕の体を縛っていった。
「あっ!待って!・・だめっ!」
僕は、体を開かれてもがいた。だが、抵抗も虚しく、僕は、両足を開かれた格好で縛り上げられた。
「やだっ!こんなっ・・」
「何が、嫌、なんだ?」
間宮が僕を見下ろして言った。
「そんなにして、もう、感じているくせに」
「あっ・・これ、は・・」
僕のものは、すでに昂っていて、先走りに濡れていた。僕は、人々の視線を感じて、全身を朱色に染めて、身を捩り、そこを隠そうとした。だが、がっちりと縛られて、身動きがとれなかった。
間宮は、僕の開かれた足の間にひざまづくと、僕のものに手を伸ばして囁いた。
「これから、お前に憑いているものを堕とす」
「うぁっ!、やっ!」
くちゃくちゃ、っと先端に爪を立てられ、僕は、ひくんと体を強張らせた。間宮は、いきそうになっている僕のそこへ、黒毛縄の一部を巻き付け、縛り上げた。僕は、その刺激に息を詰まらせ、涙の滲んだ目で間宮を見上げた。
「ぁ、あぁっ・・そんな・・した、ら・・いけな・・」
「悪いな、雪緒。そんな簡単にいかせるわけにはいかないんでな」
「んぅっ!」
間宮が僕の背後に回って、僕の体に手を這わせた。僕は、体が熱くって、息を乱して間宮の名を呼んだ。
「ま・・みや・・も、だめっ!」
「しっかりしろ、雪緒。これから、お前の中のものを表面に呼び出す。いかせるのは、それから、だ」
「あぅっ!」
体が燃えるように熱くて、僕は、苦しくて、涙と唾液でぐちゃぐちゃになった顔を間宮に向けて、奴を見つめて訴えかけた。
「も・・いかせ・・お願い・・っ!」
「だめだ」
間宮は、冷淡に言った。
「まだ、いかせない」
「あぁっ!んぅっ・・」
間宮の手が僕の後孔に触れ、そこへと差し込まれ、僕は、堪らず喘いだ。僕のものは、縛られていくことも出来ずに、ただ、だらだらと透明な液体を漏らしてひくついていた。
間宮の指に中を掻き回され、僕は、体をそらせて精を吐くことなくいってしまった。
「あぁっ・・あーっ!」
「出てきたな」
間宮が舌舐めずりした。僕の縛り上げられた体の上に、黒い影のようなものが浮き上がってきて、奇妙な、入れ墨のような紋様を作っていた。全身を何かに這いずり回られるような感覚に僕は、よがり哭いた。
「ふぁっ・・んぅ・・な、に・・これっ!」
「そろそろ、だな」
間宮が僕の体を起こして抱き上げると、僕の後孔へと自分の猛るものを押しあてた。間宮は、そのまま、僕の体を彼の上へと落とした。一気に奥深くまで貫かれて、僕は、初めての快美感が背筋を揺るがすのを感じていた。
「あっ、あぁーっ!も、・・これいじょ・・だめぇっ!」
間宮に突かれ、激しく責められ、僕は、どんどん意識が薄れていって、それと入れ違いに例えようもない快感が沸き上がってきていた。
「はっ・・あぁっ!そん、な・・深く・・も、だめぇっ!」
「いけ!雪緒」
間宮が突き上げながら、僕の前を縛っている縄を解いた。僕は、解放されると同時に、精を吐いて、いった。
「ぁっ、あーっ!」
僕の奥深くへと、熱いものが吐き出されるのを感じながら、僕の意識は、遠退いていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 9