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「りゅう~~、んふふ」
カーテンから朝日が差し込む
君が愛撫るところがくすぐったくて
だけどそれが幸せだったりする
「愛してるよあさひ」
微笑みながらキスをする
君の横顔はやっぱりきれいだ
「あ、もう7時だ。起きよ~~」
「ん~~、やだ」
「遅れるよ」
「やだやだやだ まだあさひといたい」
そういって僕の腕をキュッと掴む姿が
ベールに包まれた天使みたいでどうしようもなく愛しかった
だけど時間は待ってくれない
こういうときはあの手を使うんだ
「僕はスーツ着たりゅうと一緒にいたい…かも」
そういうとりゅうは少し悲しそうな顔をして起き上がった
僕はもしかしたら演技派かもしれないなと思いつつベッドから降りた
「…ほんと?」
そうだよと言うように首を縦に動かす
「わ、分かった!着替えてくるから待ってて」
作戦成功~~
これで今日も遅れることはなさそうだ
りゅうはぱたぱたと足音をたてて着替えに行った
「ねぇ!あさひの作ったフレンチトースト食べたい!!」
眠そうにしていたわりにでかい声で注文してくるりゅうの声
「分かった~、甘いの?」
「うん!とびきり甘いのでお願いします!」
そうして僕は着替える暇も与えられずに
卵を割った
8:10
「はぁ~~、美味しかった!
ありがとねあさひ」
「どういたしまして~まだ時間あるね」
「ほんとだ!まだあさひといれんの?
さいこー」
にかにか笑う君が眩しすぎて目をつむったとき
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