アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
※怖い。
-
葵side
―――セックスがこんなに気持ち良いだなんて…知らなかった…
「!あっ…あっ…のぼる…、ッぁあ、のぼる待って…、」
お風呂場で二回…
ベッドの上ではもう何度目かも分からない絶頂の後…
余韻に浸る間もなく信の熱い楔がイッたばかりの俺のナカを再びゆっくりと穿ち始め…
俺はもう…呼吸する事もままならず――
陸に上がった魚みたいに空気を求めてハクハクと浅い呼吸を繰り返し…
しっとりと汗ばむ信の背中に爪を立て
時々飛びそうになる意識を保つために、必死に信の背中に縋りついていた…
「ッ葵…、、くッ、、あおい…ッ、」
最初の頃の余裕はもう…お互い何処にもなくて…
俺と信の身体はもう――どこもかしこもドロドロで――
このままいけば…童話のちびくろサンボの虎みたいにバターになって…
お互いドロドロに溶け合うんじゃないかって思いながら――
それでもお互いを求める事がやめられなくて…
俺は信に揺さぶられながら
苦し気に顔を顰め…
でも真っ直ぐに熱い視線で俺の事を見つめて来る信の顔を
涙で霞む視界に捉えながら自分が満たされていくのを感じ…
俺はもう…色々と限界を迎えてて
感じる全てが感じすぎてて苦しいにも関わらず――
それでも何時までも俺を求めてくる信に俺は嬉しくて
たどたどしい笑みを信に返すと…
息も絶え絶えにその口を開いた。
「っのぼる…、はっ…ンッ……ねぇのぼる…もっと…、んっ…、
――もっと俺にちょうだい…?…信を…」
「…ッ!」
その言葉に信は一瞬目を丸く見開くが――
すぐに俺に向けてフッ…と優しい微笑みを返すと…
まるで返事を返すかのように信が俺のおでこや瞼に唇を落としていき…
「…葵がそう――望むのなら…いくらでも…っ!」
「あっ…」
今まで緩やかに俺のナカを擦るのみだった信のモノが
一気に蕾が花開くギリギリのトコロまで引き抜かれ…
俺がその感覚にゾクゾクと背筋を震わせた次の瞬間
信のモノが一気に俺のナカを貫いてきて――
「あぁあっ…!」
「ッ…、」
その余りの衝撃と快感に俺は信にしがみついたまま背を弓なりにのけ反らせ――
目の前でパチパチと瞬いている光を俺はただ茫然と見つめる…
すると信が意識が朦朧としている俺の頬に手を添え…
視点の定まっていない俺の顔を自分の方に向けると――
心配そうに俺の瞳を覗き込みながら、躊躇いがちにその口を開いた…
「葵……、ッ、大丈夫か…?」
「っぁ……、…のぼる…?…っだいじょぶ……フフ…大丈夫だよ…
――それよりもきて…?…のぼる…
俺をもっと…信で満たして…?」
そう言うと俺は力の入り切らない両脚を上げ――
その両脚で信の身体を離すまいと抱き締めるように信の腰に回すと…
更に深く信を受け入れようと、両手両足で信の身体をギュッ…と強く掻き抱く…
すると信も俺の額に優しいキスを落としながら
それとは裏腹に力強い律動を再開し始め…
「はっ…ッ…葵…、」
「あっ…あっ…あっ…、ッのぼる…、はっ…あ…、あ、あぁッ、」
信のモノが俺のナカの内壁を擦り上げるつど…
ナカを擦る信の一番先っちょが――俺のナカの一番奥の壁に
まるでキスでもするかのようにチュッチュッと当たるつど――
俺の瞳には黄色い火花が散り…
思考が飛んでる俺の口からは何の意味も成さない喘ぎ声しか出てこなくて…
「ッあ…あ…、ッひぁ…あ…ぁ”あ、」
―――ッ…し、らない…、
っこんなの……しらない…っ、
信に激しく揺さぶられながら…
今まで“あの人”とのセックスでは感じた事のなかった
“気持ち良い”という波(なみ)に俺は戸惑い…
混乱と戸惑いのなか
俺は必死に信にしがみつきながら信から与えられるその快楽に溺れ――
次第に何も考えられなくなっていく自分に戦慄く…
―――知らないよ……こんなの…っ、
だってあの人とのセックスは何時も怖くて苦しくて辛くて…
何時も早く終わってくれって願う事ばかりだったのに――
なのにこんな……、ッ、こんな…、
「ッ…こ…ぃ…っ、」
「…?葵…?」
「こ、、わい…ッ、」
「ッ…!?」
「怖いよ…、ッ、のぼる…ッ、」
後から後から津波の様に信から押し寄せてくる快楽の波に…
俺はもう…どうしたらいいのか分からなくて――
俺はただ思ったまま…感じたままを口に出しながら
子供の様に泣きじゃくるしかなくて…
「ッこわい…、」
「っすまん葵…ッ、だが俺はもう…、ッ止められそうに――」
「ッ、ちがっ……グスッ、
そうじゃない…、っうぅ…、止めないで…っ、」
「ッ…、」
俺の頭の中はもうグチャグチャで――
縋りつくように信の身体を掻き抱きながらその肩口に顔を埋めると
俺は混乱のままに言葉を続ける…
「…気持ち良かったの…、」
「ッ!?」
「気持ちよすぎて……、どうにかなりそうで…っ、
だから怖かったの…っ!
こんな事――信が初めてだったから…、」
「葵…」
「グスッ、、だからっ……止めないで…
もっと信を感じさせて…、お願い…っ、」
「ッ…本当に――いいんだな…?」
「ッ…」
俺は信の肩口に顔を埋めたままコクン…と頷き…
信がゾッとするほど低い声で「…本当にもう…止めないからな。」と
俺の耳元で囁くと――
再び強い力で俺のナカを穿ち始めた…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
142 / 200