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水を被っても、湯で洗っても、モンスターの血のニオイがするってミーハが言った。
「あ、アル君、匂う、匂う、よっ」
そんな風に呟きながら、オレの首筋をくんくんと嗅ぎまわるミーハは、なんかネコ科の動物みてーだ。
催淫効果でもあんのかな? 吸えば吸うほど、ミーハの鼻息がどんどん荒くなって来る。
「ふあああっ、アル君、アル君っ」
上ずった声でミーハが呼ぶ。
そのミーハの股間はギンギンに張ってて、無意識なんか、オレの足にゆらゆらと擦り付けて来てて、スゲーエロい。
はあ、ふああ、と喘ぎ声を出すたびに、甘い吐息がまき散らされてて、オレもヤバい。
「くそ、そんな煽んな」
興奮に震える手を気合で動かして、ミーハの服を一気に脱がす。
いつもは、されるがままになってるくせに、なんかミーハも興奮してて、オレに馬乗りになって来る。
「匂う、匂うよぉっ」
って。オレの股間に顔をうずめて。
何やってんだ、と文句を言う暇もなく、ズボン越しにそこをぱくっと噛んで来る。
ビビッと走る電流をやり過ごし、「てめっ」と髪の毛を掴んだら、興奮に上気した顔のまま、上目使いで笑われた。
くそ、生意気。ミーハのくせに!
「おら、舐めろ!」
お望み通りズボンを脱いで、恋人の小さな口元に、そそり立ったモノを当ててやる。するとミーハは恥じらいもしねーで、ちゅうちょなくソレを口に含んだ。
間もなく、じゅっぽじゅっぽと卑猥な音を立てながら、散々仕込んだフェラが始まる。
最初は下手くそだったくせに、すっかり舌使いを覚えちまったらしい。あっという間に追い上げられる。「おいひい、おいひい」って。最中に喋んなっつの。
「はっ、いいぞ……っ」
柔らかな髪に指を絡ませ、快感に耐えながらかき混ぜてやる。
けど、今にも出そうだってなった時――突然、ミーハが口を離した。
「おいっ」
思わず抗議すると、「ダメッ」とか言われる。
意味分かんねぇ、ココで辞める方がダメだっつの。
「くそっ」
悪態をつきながら、オレはソレに手を伸ばした。とにかく出さねーと収まんねぇ。目指す高みは、もうそこまで来てんのに。
けど、「ダメっ」とその手も払われて、代わりにミーハが跨って来た。
「オレ、オレ、オレの中にっ」
って。嬉しいけど、がっつき過ぎだろ。
「早く、早くぅぅっ。アル君、早くぅ」
そう言いながらミーハは、自分の穴を夢中になって自分で広げた。そんで、途中で我慢できなくなったんだろう、そう時間もかけてねーのに、無理矢理腰を沈めて来る。
やっぱ、ハイランダーウルフの血には、催淫効果でもあるんじゃねーか?
「ああーっ、ふあ、んあああーっ!」
悲鳴を上げながら、オレの陰茎を全部穴にくわえ込んだミーハは、そのまま休むことなく、ゆさゆさと腰を上下させた。
「ああん、ふあっ、いい、ああ……」
だらしなく口を開けて、自分の好きなように動き、好きな場所に杭先を当てて喘ぐミーハは、ホントマジ、どうにかなっちまいそうにエロい。
そんでオレも、その可愛い姿を見るだけに甘んじらんねぇ。
甘い喘ぎを聞きながら、奥目がけて不意打ちのように突き上げる。
オレに下から串刺しにされて、嬉しそうに善がってんの見ると、オレだって嬉しくてたまんねぇ。
「ああーっ、アル君、すごっ、イイっ!」
善がり狂い、口から泡吹いて、啼きまくってるミーハの姿を、思う存分味わった。
家の入り口を塞いでた黒曜石は、タオが呼びに行ってくれた原石屋が、かなり高値で買い取ってくれた。
「テーブル、作る、よね?」
ミーハは無邪気に聞いてたけど、原石屋のおっさんは「いやいや、とんでもねぇ」って笑ってた。
代金は勿論、タオとオレらとで3等分した。
「オレ、今回はなーんもやってねーけどな」
タオが冗談めかして言ってたけど、オレは今回、タオがいてくれてよかったってホント思ってた。
オレをモンスターごと『転送』しちまったミーハが、べしょべしょに泣きながらでも何とか帰って来れたのは、どう考えてもタオのお蔭だし。
ミーハも、泣き止んだ後でタオに「ありがとう」って言ってたしな。
けど、今回のことで、ミーハはそうとうショックだったらしい。
「て、『転移』みたいな呪文書、欲しい」
と、珍しく自分からねだって来た。
「あ、アル君だけ飛ばしちゃうの、もうダメ、だ」
「別に気にすることねーぞ」
オレはそう言って、頭を撫でて宥めてやったけど……決心は変わんねーらしかった。
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