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第4章 Asymmetrical 12
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「あっ、いいっ……、そこ……もっと突いて……」
翔真はいつだって俺の一番感じる場所を、驚く程的確に突いて来る。
多分……だけど、“商品”としての俺を気遣っての事だと思う。
一応NO.1と言われてる俺が、ヤリ過ぎでまともに踊れない……なんて笑い話にもなんねぇだろうから。
だから無暗矢鱈むやみやたらにSEXの痕跡を残すこともしない。
“恋人”としては、若干寂しさを感じなくはないけど、それも全部承知の上での関係なんだから仕方ない。
「今日の智樹…、すげー熱い……」
だろうな、俺まだ熱あんだもん。
俺は意識的に俺の中深くに埋めた翔の中心を、キュッと締め付けた。
「おまっ……、ふざけんな……、ビビるだろうが……」
「ふふふ、折角だからもっと気持ち良くしてやろうと思ってな?」
締め付けられたことによって射精感が高まったのか、翔真が余裕のない顔で俺を見下ろす。
ああ、この顔だ……
俺が好きな顔……
余裕ぶっこいてる翔よりも、ちょっとくらい余裕を無くした時の方が、翔真らしくて俺は好きだ。
「なぁ、俺も、イキそ……」
「俺も……だな」
「じゃ……一緒にイコうぜ? な、翔真?」
俺の腕が翔真の首に回ったのをきっかけに、翔真の腰が激しくグラインドを始める。
「あっ……あぁ……っ、すげ……っ……」
一気に頂点と駆け上がる射精感に、背中が仰け反る。
「イクッ、イク……ん、は……ぁっ……」
「イケよ、俺が全部受け止めてやるから……」
腹に着く程反り勃った俺の中心を、翔真の手が握り込んで激しく上下する。
「あっ……、あぁぁっ……」
身体を大きく震わせた俺は、翔真の手の中に溜まっていた熱を吐き出した。
翔真とは違う、 別の男の顔を思い浮かべながら……
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