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次の週の木曜日もその次も七瀬さんと会うことはなかった。
そんなに仕事が忙しいのだろうか。
え、もしかして嫌われた?あの毎週断りもせずに相席してきてたお兄さんは幻だった…?
あれ、そもそも七瀬さんって何の仕事してるんだろう。一般的なサラリーマンじゃないことはあの風貌が物語っているし、何より平日のまだ明るい時間に会社勤めする人が大学生とお茶してるのは考えにくい。
まあいいか、これは考えてもなにも思いつかないやつだ。
シュウさんは知っていそうだけど他人から広められるのってなんか嫌だよなきっと。
それからというもの俺は急に熱を出したというバイト仲間の代わりに駆り出されたり、気まぐれに出される大学の課題に追われたりしてなかなか忙しい日々を送っていた。
やっと落ち着きを取り戻し、久しぶりにドアベルを鳴らした。
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