アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
13
-
「葵」
「ん?」
「あおい…」
「ん、どうしたの?」
「っ、あおい…」
「どうしたの?大丈夫 大丈夫」
細い指先には1本1本丁寧に包帯が巻かれていて、それは手の甲まで。
足も結構な範囲。痛かっただろう
病院も頑張ったね
帰宅後、真慕はグズグズ状態になってしまった
急いで作ったポトフ。
中々進まないようで半分くらいで食事を終えると、ソファで泣き出しちゃって、それからもうずっとこの状態
疲れたよね
小さな頭を優しく撫でる
綺麗な茶色を帯びた優しい髪ははいつもと変わらずふわふわしていた
白い首筋は少し赤い
熱?
上がらないといいけど。
「大好きだよ、真慕。」
傍に居てくれてありがとう
痛い思いさせちゃってごめんね
ベッドに運ぶと額にキスをしてから横にして抱きしめる
「大丈夫だからね」
「うるさい、…」
あら。恥ずかしがってる。
「ふふ、世界一可愛いね」
大好きな真慕が腕の中にいてくれるだけでどうしようもなく頭がお花畑になる
「今日もお疲れさま
えらかったよ、おやすみ」
大好き。
自然と囁いていればいつの間にか眠ってくれていた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 375