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25 BARにて
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「えーそれで?」
「それでってことない。あそこはもう行かない」
「それがいい。俺も気をつけよー」
絢はギャンブルとかするのかな
たまに付き添いで連れてかれてーって話してくる時があるけど、自分からは行っているイメージがない
「絢の場合盗られるよりとる側だからいいんじゃない?」
「いや流石に印象悪すぎ」
家を出て2時間
時刻は23:00
引きこもりの俺にとってこの時間はそろそろ眠い
まだ時間的には早いけどそろそろ帰ろうかな
「ねぇ君たち、2人だけ?」
「俺らと遊ばない?いい店知ってるよ」
「…」
「俺らそういうんじゃないから」
あ、俺たち?
まさか自分が絡まれているとは思わず無視してしまった
でも絢が断ってくれた
やっぱり持つべきものは友達ならぬ、絢だな。
メンヘラだけどたまに頼れる
この手の話は正直苦手だ
男にそういう目で見られること自体があの日の記憶に直結してしまう
「えーいいじゃん。
じゃあ静かなこっちの子は?
え、まって、めっちゃ可愛い!男だよね?おい。見てみろって!」
椅子を強引に回され、顔を覗き込まれた
ぐ、と顔を下にさげる
「真慕も無理です、やめてください」
「えーわかんないよ?静かじゃん。ほんとはシたかったりして!」
「…っ、」
服に手を入れられ直接撫でられる
全身に鳥肌が立った
俺がもし女だったらこんなの大事件だけど俺は男だから。
「うわぁー、肌さらさら」
「おい、!
マジでやめろって言ってんじゃん!」
絢の声に、周りがどよめき焦ったようにその場から去っていった
「大丈夫?」
絢は直ぐに俺の元に来てくれた
「…っごめ、…」
「謝んなくていい」
変な汗がでてきた
心臓がバクバクしてる
変な汗が止まらなくなって息が切れる
「おい真慕
しっかりしろって、!」
絢の声に、ごめん。迷惑かけてごめん。そんな気持ちになる
でも胸が気持ち悪い
テーブルに突っ伏すと耳を塞いで体に力を込めた
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