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「…電気暗くして。」
夕飯はパスタをつくった
きのこや野菜を入れた和風パスタ。
それなりに作るお気に入りの料理で手馴れていたこともあり直ぐにできた
「何でだよ」
「マスク外したいから」
「明るいと都合悪い訳?」
「顔見られたくない」
「……はぁ。分かったよ」
「いただきまーす…」
「───っ」
うわ、めちゃくちゃ可愛い。
電気を1番弱い、常夜灯に切り替える
視力の弱い絢からすれば信じて疑っていないのかもしれないが視力のいい俺からすれば、常夜灯でも充分、顔の認識はできた
整ってる
まるで人形。白くて、肌荒れも一切ない。細い輪郭に高い鼻。
唇は形が良くて思わず触りたくなる。
男女関係ないっていうのはこのレベルに使う言葉なのだと勝手に納得する
裸にして脚開かせて無理矢理突っ込みたい
こんな綺麗な顔のやつの裸なんて男だったらきっと誰でも勃つ
挿れるのだって、……
「何?
見えないだろうけどだからと言ってあんまこっち見んな」
「…何でいつもマスクしてんの?」
「なんでもいいだろ。顔の事聞かれんの好きじゃない…やめて」
「あのさ、さっき恋人切らしたことないって店員さん言ってたけど絢はどっちでもいけるの?」
「…自分の事聞かれんの好きじゃない。
あんたみたいな胡散臭そうな奴には余計。
本気でそういうこと聞きたいなら俺に好かれる努力でもすれば?」
そういうこと、とは恋愛対象の話だけではないだろう。
マスクを毎日つけている理由や眼帯のこと、リストカットのこと、つまり、絢の深い部分全てということ
「…どうしたらさ、好いてくれるの?」
ニヤけた
絢とのセックス、誰よりも絢を知っている、そして話したがらない体のこと。それらを全て知れたら。そして絢に好かれたら…そういう妄想で、言葉を発した瞬間口角が上がったのが鏡を見ていなくても分かった
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