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「もっと、こっち」
背を向けて寝転がった絢は、体のどこか1部を触れたがった
「なに。くっついていいの?」
「俺はそのために今日ここにいるの」
「あーなるほど?…これくらいもあり?」
後ろから手を回し抱きしめるような体制
「それ落ち着く」
「じゃあこれな。おやすみ」
「ほんとに何もしてこないんですね」
「して欲しい?」
「……どっちでもいいけど、この体制のままなら、朝までこれキープしてて」
本当に、どうしようもない。
細い体をきゅっと包めば大人しくされるがまま
「りょーかい」
抱きしめてやりながらトントン、とお腹を撫でていれば直ぐに寝息に変わった
どうでもいいと割り切っているのに、眠る時だけは人の温度がないと眠れないとか、本当に可愛いやつ
結局、眠る時もこいつはマスクを外さなくて、朝起きると俺より先に起きていた絢が既に眼帯もつけていて、いつもの片目だけが見える状態になっていた
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