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67 side真慕
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side真慕
「…っあ、おい」
無意識に名前を呼んで目が覚めたのは23:45
おやすみ、今日も頑張ったね。そうやって寝かせてくれた葵は一緒に眠ってくれてはいなかった
いつも一緒に寝ているのに…
普段なら居なくても直ぐに二度寝をするんだけど。
今日はそれが出来ない
理由はこの、定期的にくる生理現象
本当に、嫌になる…
「あおい…?」
心細くなって、ぎゅ、と寝室のドアに捕まりながら何とか声を絞り出す
リビングにいた葵はパソコンと書類を睨めっこしていて、仕事をしているようだった
「え?真慕。どうした?目、覚めちゃった?」
こんな夜にいきなり声をかけて仕事を遮ってしまっても葵は絶対に怒らない
だからこそ、気が緩んでしまう
「…ご、ごめ…あおい」
なんと言っていいか分からず、取り敢えず謝る
葵は直ぐにパソコンを閉じると書類を置いてこちらに来てくれた
じわ。と涙が浮かんで俯いた
「あおい…?」
近くにやってきたあったかい存在をきゅ、と小さく握る
「うん、葵だよ」
近くによってきた葵はすぐに気づいてしまったようだった
そう、俺がしたのは夢精。
あまり1人でも弄りたくならないし、葵とはまだそういう行為をする勇気がなくて、だから勝手に溜まっていってたまにドロっと眠りながら出てしまうことがあった
日によっては精液ってだけでパニくるときもある
「ここでするのと、お風呂、どっちがいい?
どちらでも、大丈夫だよ」
ね?大丈夫。と背中を撫でられ、涙で濡れた目を擦る
「………これ…」
葵の肩に顔を埋めながら泣くまでに至った理由を口にしてみる
だって、今日はこれがいい…
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