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「…あおい」
「んー?」
結局真慕はみたらし団子を頼んだ
今日はちょっと照れ屋さんモードだったのかお店の側まで行くとやだやだが始まってしまって後ろに隠れて喋れなくなってしまったので注文は俺がした
でもこういうのは焦っちゃダメだよね
大丈夫な日、大丈夫な時に少しづつ。
みたらし団子。やっぱり安定の美味しさだよね
「絢、あの人と付き合うことにしたんだって
昨日メッセージ来てたのに今気づいた」
家に戻ってきて、ソファで一段落していたらケータイを見ていた真慕がそう言う
「え、先輩と?」
「うん、そうみたい」
「えー!おめでとうだね」
「おめでとうなの?」
「きっと幸せになれるから、だからおめでとうだよ」
「そっか」
真慕はその時何を思ったか俺には分からなかった
けど、しばらく考えるような素振りをして、それから納得したように口元を少し緩ませた
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