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87 美容室
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外の空気は夜の雰囲気を纏いひんやりと冷たい
美容室に入った時は8:30だった時間も今はもう10:00
「ね、真慕。せっかくだしご飯食べていかない?」
ワックスを軽くかけてもらったのか形も綺麗
こんなに可愛い真慕の姿。誰にも見られたくないけど少しくらい自慢したような気持ちで食事デートを誘ってみる
「何食べるの?」
きょろ。と見上げられる
もう、ほんとに似合ってる。何でこんなに何しても似合うの?新鮮だから余計にずっと見ていたくてなかなか目が離せない
「何がいい?パスタとか?」
「うん、わかった。いく。」
「ありがと」
まだやっている店あるかな、と検索してみたら案外多くあって近くのイタリアンに入った
こうして夜だと、真慕に外に怯えない
やっぱり昼の外出なんだよな。
「ねー葵?」
「ん?」
「…かっこいい、よ。それ」
「っん、、」
思わず出てしまった変な声に口を抑える
真慕、最近本当に変わってきてる
前はもっと、距離を置かれていたのに。
「葵?」
「ありがと。そんなに褒めてくるなら次切る時もこれにして貰う」
「うん」
くす、と小さく笑った真慕は頷いてくれた
それから入ったイタリアンの店で2人してパスタではなくピザを食べた
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