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「今日も頑張ったね
真慕の怖いことや嫌なことは全部俺がやってあげるからね
だから辛い思いしないでね。大好きだよ
今日もお疲れさま、おやすみ」
いつも通りの全肯定おやすみを聞いてから眠りにつく
葵は本当に俺を甘やかしてばっかり。
でもそんな葵だから好きになれるし、頑張ろう、変わろう、って思える
微睡む意識の中、腕枕してくれていた手を握った
朝起きると葵はまだ隣で眠っていた
睡眠は浅いけど葵はいびきもかかないし寝返りもそんなに打たないから一緒に寝ていても心地よく眠れる
ふわ、と欠伸をしながらケータイを見れば6:45
あれ、葵っていつも何時に起きてたっけ。
もしかして寝坊?
いつも枕元に置いている葵の白いケータイは見当たらない
昨日寝落ちたのかな
「…あおい?」
小さく声をかけてみる
だってもしかしたら今日は遅くまで寝ていていい日なのかもしれないし、無理矢理起こして違かったら申し訳ない
「ん、真慕?」
寝ぼけているのに、どうしたの?と抱き寄せられながら聞かれる
別に不安になったから名前を呼んだんじゃないって。
「時間、いいの?」
「じかん?ん〜……あっ」
部屋に掛けられた雲の形の時計をぽやーと見た数秒後あ!と慌てている
「起こしてくれてありがとう。ごめんね、急いで支度しなきゃ」
おはよう、ぎゅ。と俺を抱きしめたあと慌てて寝室を去っていった
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